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Sahara Quest

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2021年夏、ナイル川単独カヤック行によるサハラ砂漠縦断の記録。
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素晴らしき哉、20代!

素晴らしき哉、20代!

 ナイル川単独カヤック行の記事がまだまだ途中なので、少し話題が逸れますが、私、青沢タカユキは、先日11/30をもちまして、めでたく30歳の壁を越えまました。

 壁を越えるといえば、ナイル川下りでは途中、大きなダムにぶち当たり、カヤックを畳んでダム壁を一心不乱によじ登っていたら警察に捕まり、パスポートを取り上げられ一度連行されましたが、それはさておき、今回の30歳の壁は容易によじ登ることができ、そ

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ナイル川単独カヤック行 2000km

2021年8月にスーダンの首都ハルツームからナイル川下りを開始。国境を越えエジプトへ。
全行程2000kmのうち、スタートから国境までのスーダン部分1600kmのハイライトをまとめたものです!

サハラ砂漠を流れる川なので、最初は不毛の地をいくのだと思っていたけど、意外にも川沿いには点々と集落があり、川岸にいる人は僕を見ると何か言いながら手招きしてくれる。アラビア語で挨拶しながら着岸すると、外国人
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ハルツーム 水とガソリン

ハルツーム 水とガソリン

 スーダンの首都ハルツームに降り立ち、2日間はこの先1ヶ月に向けた準備期間とした。といっても装備や食糧は、飛行機の預け荷物の重量制限ギリギリまで日本で用意したものを持ってきたので、その他に、飛行機に乗せられなかった水や、調理ストーブ用のガソリン、生鮮食品、予備用のライターなどを買い揃えた。

↑日本から持ち込んだ食糧。この他にナッツやシリアルバー、サプリメントの錠剤を準備した。

 今回の計画では

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3年半ぶりのアフリカ

3年半ぶりのアフリカ

リアルタイムでは、先日日本に帰国しました。帰国後の空港は厳戒態勢で、入国審査にたどり着くまで相当時間がかかりましたが、PCR検査は無事陰性。ただいま自宅にて2週間の自主隔離中です。

ハルツーム空港に降り立つ 空港に着くやいなやアフリカを感じた。トイレが薄暗く汚い。アジアの国々など、街中は汚くても、玄関口である空港は綺麗というパターンは多いのだが、アフリカのマイナー国では、まだまだそこまで洗練され

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こんなご時世にスーダンへ渡航。

こんなご時世にスーダンへ渡航。

 リアルタイムでは、ナイル川単独カヤック行を無事終え、今は日本へ帰国する為に、エチオピアの空港でトランジット中です。安い航空券なので待ち時間が15時間ありますが、この時間で忘れないうちに今回の遠征の顛末を記していきたいと思います。

話は遡ること1ヶ月前

 ビザを取り、航空券を買い、渡航用陰性証明書をもらうためのPCR検査を受けた。

 コロナ禍の渡航は、このPCR検査の陰性証明がないと、入国は

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スーダンへ行くためのビザを取る

スーダンへ行くためのビザを取る

ナイル川カヤック行に向け準備を進める最近。7月末の成田発スーダン行きのフライトを予約し、ようやく程度の良い中古のフォールディングカヤックも購入した。組み立ててみたものの、1週間後から漕ぎ出すのにもかかわらず、まだ水に浮かべてすらいないという計画性のなさ。

 それはさておき、先日、在日本スーダン大使館へ観光ビザの申請に行ってきた。今回の渡航目的が観光に該当するのかは怪しいが、ビジネスビザや学生ビザ

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2021年夏季サハラ砂漠縦断について

2021年夏季サハラ砂漠縦断について

 本当は2020年にやるつもりだった、ナイル川カヤック行によるサハラ砂漠縦断。もう全国民が一度は使っている言葉であろうが、「コロナのせいで」渡航できず、「コロナが落ち着いたら」行こうと延期していたが、もうダメだ、僕はもう我慢できないので行く。

 冒険家としての活動は、前回のグリーンランドへの遠征が最後であるが、もう2年も前だ。若さが、体力が、この健康でいられる時間がもったいない。この積もり積もっ

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