どうして貴方の好きな色が見えるの?【共感覚アートメモ:いろ】
まだまだ全然追いついていないが、先週4人分の共感覚アートを額入れし発送した。受け付けてから本当に時間がかかってしまっていて、申し訳ない気持ちでいっぱいだが、届いた方からは多くの喜びの声をいただいている。
喜びの声のまとめもまた別でnoteに描いていきたいところだけれど、その感想の中でほぼ必ずといっていいほど言われるのが「私の好きな色です」と言われること。
私は、本質しか観ないよう集中して共感覚アートを描く。
そのためその人が何色が好きだとか、そんな情報を知らないのだ。
今回その感想を特に頂いたのはまだお会いしたこともないため、好みの服装とか、そういったものすら知らない状態だった。それでも私の描く共感覚アートには、その方の好きな色が含まれていたらしい。
いただいた感想は本当に素晴らしく、特に感覚過敏や発達がゆっくりな個性の方、親御さんにぜひ読んでほしい。
共感覚を知らなかった方が理解し、そしてそれを伝えようとしこのような文章を書いてくれる、とても喜ばしいことだ。
さて、好きな色についてだがこれは私にもよくわかっていない。わかっていないがほぼ確実に「好きな色です」と言われる。
色というのは周波数で感じ取っている、ということを量子力学に詳しい研究者の友人から聞いた。
その時に彼は「確かに、色の違いは、光の波(電磁波)の周波数の違いですね。単色(赤、青、黄、、、)はそれぞれ固有の周波数の光に対応します。」と言い、このような図を見せてくれた。
とのことだったが最後に続く言葉はやはり、
好きな色の周波数というのは、脳のどこかで反応するのだろうか。それを仮定とするのであれば、私はその人の印象から「好きだと感じている色」の周波数を読み取り共感覚としてキャッチしているのだろうか。
わからない…。わからないが、この「好きな色になる」共感覚アートがあまりにも多いため、だんだんと不思議になってきているのだ。
わからないからこそ、驚かれ、感動されることにもなっている。
これは科学的根拠を追求しない方がアートとしては完成なのか。どうなのだろう。
真実をつきとめてしまいたくなる私の癖が深追いしてしまう「好きな色になる」この現象を、何かの形で落とし込めればいいのだが。
山口葵
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