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アート関係

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#画家

第53回「純展」入選ありがとうございました

第53回「純展」入選ありがとうございました

2024年5月に行われた、「純展」に拙作「愛の重さ」が入選いたしました。

ありがとうございました。大変光栄に思います。
実は画壇系の公募展に出展するのは初めてです。純展は写実絵画だけでなく、抽象画や現代アートも幅広く受け入れる画壇だと聞いて、チャレンジしてみました。

会友にも推挙されました。ありがたいことです。

入選した作品、「愛の重さ」はこちらです。

素材はスチロールパネルにアクリルガッ

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あおいうにアーティストステートメント【2023.10.7推敲版】

あおいうにアーティストステートメント【2023.10.7推敲版】



①序文

「メンヘラ展(2014-2017)」、「おっぱいペインティング(2018-)」、「アイドルなんかなりたくない(2021)」「人力マッチングアプリ(2023)」などをはじめとして、私あおいうにという作家は道化を演じることで逆説的にアイロニカルな問いかけをするという表現手法を一貫している。その中核にあるものは即興的なアブストラクトペインティングだ。私が、当事者性の強いアイロニカルで毒のあ

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絵画における〝抵抗感〟について

絵画における〝抵抗感〟について

美術予備校などで使われる〝抵抗感〟という言葉について考えてみた。

「う〜ん、まだ抵抗感が足りないね!」
「絵の具の抵抗感があっていいね」

などと主に良い意味で使われる。

辞書的には、

らしい。
一般的には②の意味で使われる場合が多いが、絵画においては①が近いかもしれない。

しかし、この〝抵抗感〟。絵画系の人の間でよく使われる割には、個々人によって定義が曖昧な気がする。

とあるブログでは

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卒業後アトリエをどう確保してきたか

卒業後アトリエをどう確保してきたか

はい、タイトル通り、芸大を卒業後アトリエどうしてたかの話です。
絵描きはみんなアトリエに困ってて、「どこで制作するか」が永遠のテーマのようです。
何をどう描くのか以前の、現実的な問題です。
私の場合の話をしますね。

まず、中学生時代は普通に家で小さな絵しか描かなくて、油絵も触ったことがありませんでした。

高校生時代は、学校で美術部に入っていて、その美術室と、水戸の美術予備校がアトリエでした。

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