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「書くこと」が不安な人にすすめたい本。

こんにちは、天音です。

今回の読書感想は、いしかわゆきさんの『書く習慣』です。

帯の「努力・才能・技術」より大切な“楽しく書く”ためのコツ、という言葉に惹かれて購入しました。
最近「書くこと」に私自身が振り回されているように感じていたので、やさしめの文章術のような本が読みたくて。

フリーランスライターのいしかわゆきさんが、文章を書くことへの不安を取り払う心構えを教えてくれる本です。

ご自身の体験を交えた話でわかりやすく、言葉もやさしいのでとても読みやすい本でした。

巻末にまとめてあるポイントは52個。

どれも基本的なことで、読んでいる限り目新しいものはありませんでした。
すでに何かしらを書いて投稿している私にとっては、とりあえず「書く」と「投稿してみる」はクリアしている課題です。
一応続けてかけているはずですから。

しかし、それとは別にこの本には「読み手を肯定する力」があるんです。

読み進めていると、なんとなく「書いてて偉い!」って私が書いていること自体を肯定されている気がしてきて元気が出ました。

SNSもnoteも、正直人の目を気にしてしまうし。
記事の終わらせ方だって私はいい子ちゃんでしょう。

それでも、なんかを毎日書いてるのは、過去と未来の私に対する意味ある手紙になっているのかなと。
駄文で失礼と思いながら投稿していたんですが、そう思ったらもう少し安心してきて、肩の力を抜いて書けるというものです。

著者のいしかわゆきさんもnoteをしていらっしゃいます。

実はこの本を手に取る前に別の記事を偶然読んでいたことがあったのですが、同一人物だと気づいていませんでした。
本の中でnoteに言及していて、そこから知ったんです。
間抜けだ……。

私、プロフィールの17歳のところを普通に実年齢だと勘違い?してて、高校生なのにすごく的確でいい文章を書く人だなあと思っていたんです。
いや最近は学生でも起業したり発信したりしてる方がたくさんいるじゃないですか。(ほんとうに間抜けだな……。)

ゆぴさんがそう名乗られている理由もこの本には載っていて、個人的にはそこが読んでいて一番胸を打たれた部分でした。

挑戦する気持ちを言葉で示すことって素晴らしいですね。

この本には、著者のその「前進する力」が強く現れているように感じました。

書きつづけていると、書くことに対して立ち止まったり気が緩んだりする時は必ずありますよね。
理由はたくさんあって、怠惰、不安、恐怖、そして慢心なんかでしょう。
罠にハマってしまった時、必ずそこから脱する手助けをしてくれるだろうと思える本でした。

書こうとしているあなたには踏み出すために勇気づけ、書いているあなたにはきっと大丈夫だと頷いてくれるでしょう。

前進あるのみですね!

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