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花咲ありす
2023年9月20日 10:17
晴れているのに明るい空から雨が降るどこか懐かしいこの感じ…そういえばキミとの恋はお天気雨のような恋だった雲ひとつないような気持ちなのにいつもどこか寂しくて…でもお天気雨はすぐに止むそれまで少し待てばいいだけだった私は雨やどりという言い訳のもとに時間をやり過ごせばよかったのに雨やどりっていつ雨が止むかわからないのに何て詩的な時間を贅沢に使うための言い訳私は今
2023年9月11日 10:20
左利きのキミのまねをして腕時計を右手にしていたあの頃フォークを右手に持ちナイフを左手で持ったり左手で字を書く練習までしていたあの頃キミが着ている服に似た服を買ったりキミが読んでいる本を自分も読んだり私はキミに似合う人になるよりもキミ自身になりたかった©2023 alice hanasaki散文・詩のマガジンはコチラ ↑ 最後までお読みくださり,ありがとうござい
2023年9月7日 09:16
何も疑うことを知らなかったただ純粋な愛だけを信じていた「純粋過ぎて怖い」と言ったキミのその言葉の意味さえわからずに今ならわかる100%の思いなんてないってこと人は多くても70%くらいの気持ちでしか向き合えない100%を超えた愛は壊れるしかないだから初恋は実りにくいでも初恋の眩しさには何も敵わない©2023 alice hanasaki散文・詩のマガジンはコチラ
2023年9月5日 13:43
異国で受けたおばあちゃんの訃報現実を見るまでは気持ちの整理がつかず四十九日の本葬に帰国してようやく気持ちが落ち着いていったずっと帰りたかった家にも帰れずたった一人で夜中に旅立ったそんな最期をどんな気持ちで迎えたのか考えれば考えるほど胸が張り裂けそうになる東京の休暇の最終日は冷たい雨思いがけず里帰りできて懐かしく温かい人たちに会いアメリカでの緊張が溶けていくかのよう私はだ
2023年9月2日 10:04
母は私に愛情をかけてくれたが母親という立場の割にはクールな性格だった自分のことは自分でやりなさいとよく言われたそして長女の私はそのように育った妹はちょっと違う母は妹にはちょっとあまいところがあった下の子はかわいいのだろう姉として冷静に思い焼きもちを焼いたこともなかった小学生のいとこが遊びに来た夏ひとつお姉ちゃんのいとこと私はおそろいの麦わら帽子で母と妹と4人でプールに出