自分が人よりも手汗をかくというのを知るのは、初めて女の人の手を握った時だった。 小学生の時から同じ学校の同級生だったのに、高校2年生になって付き合い始めたのは、…
自分のことをかなり前から知っている人の事ばかり考えていたけれど そんなことはせんほうがいいんかもしれんくて 真剣に新鮮さを追い求めるのも 悪くないんじゃ…
文章を書いている.文章を書いている. ただそれだけのことなのにこれだけの思いが込み上がってくるのはなぜだろう. すごいことなんかない.当たり前のことしか起こらな…
薄荷飴を舐めながら スッと口の中から鼻に抜けて行く風 私はぼーっと干された洗濯物を眺めながら 何も考えないこと それを考えている 薄荷飴がなくなりそうになると それ…
いつもとかわらない流れで 車から降りると 少し待っていてくれと女に無愛想に言い放ち 自分は中腰でいそいそと喫煙所に向かう どこへ行くにも何かやる前にはニコチンを摂取…
凄いことなんかない 当たり前のことしか起こらない そんな悪魔みたいな言葉に躍らせれて 楽な人生を 楽な人生を探しながら 生きている 私は毎日保健室に登校する 私は…
家の下のバス停で、来ない君を待っている。 いつも行っていた公園に、君の姿が無いかを確認する。 一緒にいつも上っていた階段を眺めている。 君の姿はどこにも 就職して…
タガガさん
2024年7月25日 11:42
自分が人よりも手汗をかくというのを知るのは、初めて女の人の手を握った時だった。小学生の時から同じ学校の同級生だったのに、高校2年生になって付き合い始めたのは、私もあいつでも意外なことではある。私もどうすればよいか当時あまりわからなかった。距離感。会話のペース、内容。表情…。自分主体の彼女は、付き合ったからといって、付き合う前とは私に向ける眼差しが変わることは無かった。基本的に普段はドライな
2024年7月8日 23:42
自分のことをかなり前から知っている人の事ばかり考えていたけれどそんなことはせんほうがいいんかもしれんくて真剣に新鮮さを追い求めるのも悪くないんじゃないかと理解する自分の全てを全くしらない事に加えて世間を知らず時代すら知らず流行を知らず恋なんて知らないいまま誰かを愛せたら尚のことだと素敵なことなんじゃないかと胸に聞かせるもう過去の柵にすがること
2024年7月4日 15:48
文章を書いている.文章を書いている.ただそれだけのことなのにこれだけの思いが込み上がってくるのはなぜだろう.すごいことなんかない.当たり前のことしか起こらない。大学6年生の6月。外は雨が降っている。外の気温はそんなに高くはないけどジメジメする。気持ち悪い。大学の前の坂道で、茶色の多分だけどカタツムリの殻が落ちていた。中身はどこに行ったんだろう。気持ち悪くて誰もいないことを確認した後に蹴
2024年6月29日 23:24
薄荷飴を舐めながらスッと口の中から鼻に抜けて行く風私はぼーっと干された洗濯物を眺めながら何も考えないことそれを考えている薄荷飴がなくなりそうになるとそれを無理矢理噛んでしまって何か罪悪感に襲われるここで何も考えず解放されている時間が一番気持ちいい少し昼寝をすると祖父へ一言声をかけて畳に横になる祖父はいそいそと畑に向かうじっとりとした暑さに襲われて起きると毛布がかかっ
2024年6月25日 23:39
いつもとかわらない流れで車から降りると少し待っていてくれと女に無愛想に言い放ち自分は中腰でいそいそと喫煙所に向かうどこへ行くにも何かやる前にはニコチンを摂取するこれがないと病気にかかってしまうそんな気さえする医者は人々の病を治す為に有るしかし病にならなければちっとも私の具合を診てはくれないとてもとても困った存在である私はそんなくだらないことを考えながら自動ドアの前に立つ中を確
2024年6月20日 19:55
凄いことなんかない当たり前のことしか起こらないそんな悪魔みたいな言葉に躍らせれて楽な人生を楽な人生を探しながら生きている私は毎日保健室に登校する私は友達がいないわけではないけれど体の病気が悪化したんだある事件がきっかけで頭の中がグチャってなっちゃって気づいたら大きな病院のベッドの上にいた裕福な家で育った私の顔を心配性な母はまるで死人を見るような顔で覗き込
2024年6月18日 13:44
家の下のバス停で、来ない君を待っている。いつも行っていた公園に、君の姿が無いかを確認する。一緒にいつも上っていた階段を眺めている。君の姿はどこにも就職して3日経つと顎が開かなくなった。桜と供に散って行ったやる気。こんなに桜の花が散るのを悲しいと思った事なんかないのに。俯いて歩いているから、散った桜の花弁ばかりが視神経を刺激する。車とかバイクで通勤している人だったら嫌が応