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「死」に触れる記事

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2023年9月の記事一覧

自由に自分の命を終わらせる権利

自由に自分の命を終わらせる権利

いつの頃からか、無条件安楽死を求めるようになりました。
私たちに基本的人権があるように、自由に自分の命を終わらせる人命権利があると思います。
SF小説のような設定ですが、ある年齢に達したものは誰でも、自らが人生を終わらす最終決定をできる権利がある世界を想像します。

家族の意見にかかわらず、自らの判断能力も問わず、自分が死を選択したら、その選択を尊重して安楽死できる制度があると、どういう社会になる

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安全な安楽死マシン「サルコ(Sarco)」

安全な安楽死マシン「サルコ(Sarco)」

尊厳死・安楽死という言葉が、医療者ではなく、一般の人々にもだいぶ知られるようになってきたな、と感じています。
そんな安楽死について、X(旧Twitter)のタイムラインで偶然目にした情報にビックリ&興味がわいたため、記事として書きました。

内容は、オーストラリアの非営利団体、エグジット・インターナショナル(Exit International)が開発した「安全な安楽死マシン サルコ」について。

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続・安楽死論

続・安楽死論

昨日は、西尾維新さんの『ウェルテルタウンでやすらかに』をきっかけに、安楽死について書いてみましたが、もう少し考えを展開してみます。
昨日の記事は、こちらです ▼▼▼

わたしは積極的な安楽死の推進論者ではありませんが、「あってもいいかな」くらいの賛成派です。
というのも、世の中には壮絶な痛みや悩みに苦しむ人がいて、結果、自殺という、さらに苦しい選択をされるから・・・
その数、日本国内だけで約2万人

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気づいて欲しい

病気で寝たきりの娘と妻の介護疲れで、娘と妻を殺し自分も自殺するという事が起きた。すごく仲のいい家族だったそうだ。

医療の進歩で生かされ続けるけど死ぬ事ができないから、病気の本人も家族も辛い。

思い詰めてこういう事が起こるのだと思う。

夫は「ごめんな」と言い、妻や娘も「いいよ」と抵抗しなかったのかもしれない。

生きるのが辛い人は自殺に任せるしかないのですね。自殺できない人は苦しみながら生き、

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