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アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う!⑤-オルヌカン城の修道院発見⁉-

Akiko Nishimoto lit.link(リットリンク)

みなさん、こんにちは!

今日は、今、私が絶賛再読中の『ジュール・ヴェルヌの暗号 -レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社-』から、「オルヌカン城の謎」を取り上げたいと思います。

『ジュール・ヴェルヌの暗号 -レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社-』

こちらの本では、レンヌ・ル・シャトーの秘密の観点から、主にカリオストロ伯爵夫人女探偵ドロテが取り上げられているのですが、その他のルパン作品もいくつか取り上げられているんです。

今日はその中の1作品である、オルヌカン城の謎について書かれていることをシェアしたいと思います。

まず、オルヌカン城の謎が未読の方は、過去のブログでかなり簡単にですが💦ストーリーをまとめているので、お読みいただければと思います↓
アルセーヌ・ルパン『オルヌカン城の謎』-父を殺したのは妻の母なのか?敵軍のスパイと変装をかいくぐり、辿り着いた真相とは?-|西本亜希子 (note.com)

このオルヌカン城の謎は、ドイツとの関わりが深い物語で、第一次世界大戦中のフランスがドイツと戦っているという時代背景に加え、フランス・ドイツ国境付近の場所が多々登場します。

主人公はポールという青年ですが、ポールの父は、彼が幼い頃、ドイツ国境付近を旅行中に、ある礼拝堂から出てきた女性に殺されてしまいます。

そして、その女性と一緒にいた男性が、なんとドイツ皇帝ウィルヘルム2世で、自分の父を殺した女は、自分の(ポール)の妻の母ではないか⁉という、驚愕の展開でストーリーが進みます。

私、このオルヌカン城の謎、実はわりと好きなんです。

時代背景は確かに凄惨なのですが、とても引き込まれるストーリーなんです。

そして、このストーリーの前半に登場するメインの事件現場と言えば、礼拝堂です(ポールの回想場面で登場)。

私も過去に、ポールの父が殺された礼拝堂って実在するのかな?と思って、少し調べたりしていた時期もあったのですが、(私の記憶では)ストーリーでこの礼拝堂の名前が出てこなかったこともあり、架空の礼拝堂?なのかな、と思っていたのですが・・・。

でも、『ジュール・ヴェルヌの暗号 -レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社-』で、ある一文を見つけたんです↓

フランス・ベルギー国境近くの街ストゥネ及びオルヴァル修道院にまつわる話と関係があり・・・

ええっ!オルヴァル修道院⁉

オルヴァル修道院が、あの礼拝堂のモデルなの⁉

と思って、早速調べてみると・・・

ありました!

【ベル通】オルヴァル(ORVAL)修道院 (bel2.jp)

そして、なんとオルヴァル修道院の公式HPも発見!
Orval

オルヴァル修道院(公式HPより)

英語では、ORVAL MonasteryもしくはORVAL Abbeyと表記されるようです。

こちらの修道院は、ジュミエージュ修道院のように、中世に使われていた修道院も廃墟として残っているようです。

『ジュール・ヴェルヌの暗号』に書かれているオルヴァル修道院にまつわる話っていうのが気になって、どんな話なの⁉と思って調べ続けたんですが、出てくるのはビールの話ばかり・・・💦。

ビールが有名なんですね。

うーん、でもこの修道院がオルヌカン城の謎の礼拝堂のモデルとはまだ言い切れないですね。

それは、オルヴァル修道院が、フランス・ベルギー国境付近にある修道院だからです。

ストーリーでは、フランス・ドイツ国境付近にある礼拝堂として登場するので、もしかしたら、この付近にモデルとなるような礼拝堂が他にある可能性もあります。

調べるのが難しいですが・・・。

でも、またオルヌカン城の謎を読んでみようという気持ちになりました。

ルパンの冒険は、読めば読むほど新しい発見があるので、オルヌカン城の謎も、何か新しい発見があるかもしれません。

発見したら、またこちらのブログでご報告したいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。









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