西本亜希子

本や映画の世界を旅するのが好きです。特に、怪盗アルセーヌ・ルパンをはじめとしたフランス…

西本亜希子

本や映画の世界を旅するのが好きです。特に、怪盗アルセーヌ・ルパンをはじめとしたフランスの冒険小説、ベルサイユのばら等が好きです。ミステリーや推理小説、読書や映画、旅が好きな方など、沢山の方に読んで頂ければ嬉しいです。Kindle(電子)出版、YouTube、インスタもしています。

最近の記事

”ベルばら「フェルゼン編」”とパリのフェルゼンの足跡を巡る

みなさん、こんにちは! 今日は、以前のブログで一度観てみたいと書いていた2013年に上演された "ベルサイユのばら 「フェルゼン編」"をようやく配信で観ることが出来たので、その感想とフェルゼンゆかりの地パリをさらっとご紹介したいと思います。 さらっとと書いたのは、パリにおけるフェルゼンゆかりの地は、YouTubeでも紹介しているからです。 (ブログの一番下にYouTubeを貼っているので宜しければご覧ください) 以前のブログにも書いた通り、今年(ちょうど今ですね)、ベル

    • 怪盗ルパンの家族と『ロスト・キング』

      みなさん、こんにちは! 前回のブログで、いろんな切り口からアルセーヌ・ルパンを考察してみたいと書きましたが、『ルパンの世界』↓のご紹介がまだ終わっていないので💦、まずはそちらを先に完了させたいと思います。 が、その前に・・・ 最近観た印象に残る映画をちょこっとご紹介したいと思います。 『ロスト・キング 500年越しの運命(原題:THE LOST KING)』という映画なんですが、以前からすごく気になっていた映画で、つい先日ようやく観終わりました。 映画「ロスト・キン

      • ルパン冒険譚の面白さの秘密-「クリスティを読む!」を読んで気づいたこと-

        みなさん、こんにちは! 前回のブログ更新から、またもや間が空いてしまいました💦 昨日、なんとかTOEICの試験が終わったのですが、また2か月後にも受験予定なので、ブログを書ける時に書いておきますね。 さて、タイトルにもある通り、今回は、下記のアガサ・クリスティー作品を紹介した入門書を読んで、アルセーヌ・ルパンについて沢山の気づきがあったので、それについて書いていきたいと思います。 因みに、ルパンって入門書みたいな本、今迄出版されたことないんじゃないでしょうか。 いつ

        • 『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』を観てベルサイユのばらに思いを馳せる

          みなさん、こんにちは! 今日は、以前から予告していたベルばら時代の映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』を観て感じたことを書いていきたいと思います。 が!その前に・・・ 少し前に、インスタのストーリーズでもシェアしましたが、ベルサイユのばらのアニメ映画が来春に公開されることが決まりましたね🌹 劇場アニメ『ベルサイユのばら』特報第二弾/2025年新春公開 (youtube.com) 劇場アニメ『ベルサイユのばら』公式サイト (verbara-movie.jp)

        ”ベルばら「フェルゼン編」”とパリのフェルゼンの足跡を巡る

          恋多き怪盗紳士‐③ルパンの冒険にはもれなく恋がついてくる!-

          みなさん、こんにちは! 今回の本題に入る前に、前回の記事で書いたフランス映画『エッフェル~創造者の愛~』のオフィシャルページを貼っておきます↓。 トレーラーもあるので、どんな雰囲気の映画なのか、わかると思います。前回、ご紹介するつもりが忘れてました💦 前回の記事↓ 『エッフェル~創造者の愛~』を観てルパンの時代に思いを馳せる|西本亜希子 (note.com) 映画『エッフェル塔~創造者の愛~』公式サイト (eiffel-movie.jp) そして、つい最近、なんと神

          恋多き怪盗紳士‐③ルパンの冒険にはもれなく恋がついてくる!-

          『エッフェル~創造者の愛~』を観てルパンの時代に思いを馳せる

          みなさん、こんにちは! 今日は、予告していた通り、ルパンが活躍した時代が背景のフランス映画『エッフェル~創造者の愛~』をご紹介したいと思います。 これからこの映画を観る予定の方は、ネタバレになる箇所もありますので、気になる方は、ここから下の記事は読まないようにお願いします。 この映画を一言で言うと、1889年のパリ万博のシンボルとなる塔の設計に挑んだギュスターヴ・エッフェルの史実を描いているわけですが、当時の凄まじい反対運動や抗議、それから資金難も描かれていて、着工時は

          『エッフェル~創造者の愛~』を観てルパンの時代に思いを馳せる

          ルパンの冒険とフランス史のミステリー‐②過去への回帰‐

          みなさん、こんにちは! 今日は、『ルパンの世界』の第2章「過去への回帰」をみていきたいと思います。 ルパンの冒険譚がなぜこうも面白いのかといえば、ルパンが関わる様々な事件がフランスの歴史上の秘密やミステリーと関連していて、それがストーリーを一層深く面白いものにしているから。 マリー・アントワネットやルイ16世、シャルル7世、アニエス・ソレル、アンリ4世、ナポレオンなど、フランスの歴史上の著名な人物たちが関わっているミステリー(事件)にルパンが挑むわけです。 面白くない

          ルパンの冒険とフランス史のミステリー‐②過去への回帰‐

          なぜアルセーヌ・ルパンは魅力的なのか‐①ベル・エポック‐

          みなさん、こんにちは! つい最近、面白そうなフランス映画をいくつか発見したんですが・・・それについてまたご紹介出来ればと思っています(まだ観てない💦・・・) なので、今日は、前回のブログでお知らせした通り、『ルパンの世界』についてみていきたいと思います。 前回のブログ↓ これから書きたい記事とルパンの時代の映画|西本亜希子 (note.com) まず、1番最初の章である「ベル・エポック」から。 私は、フランスで一番好きな時代がベル・エポックなんです。 この時代にタ

          なぜアルセーヌ・ルパンは魅力的なのか‐①ベル・エポック‐

          これから書きたい記事とルパンの時代の映画

          みなさん、こんにちは! 2か月程、ご無沙汰しておりました。 以前の記事にもさらっと書きましたが、今年はプライベートで色んなことが起こり、あまり余裕のない日が続いています。 その上、昨年から一念発起して英語の勉強をいちからやり直しているため、今年は英語関係の資格試験が目白押し!! 今日は、ある資格試験の受験日でした。 やっとこさ終わったので、2か月ぶりになんとかこのブログを更新しています。 もうね、ブログを書きたくて書きたくて禁断症状が出てました(爆) 試験終わっ

          これから書きたい記事とルパンの時代の映画

          マリー・アントワネットの最期の日々

          みなさん、こんにちは! 2024年になってから、プライベートで色々な事が起こり、なかなかブログを定期的に書くことが出来なくて、今回もまた前回のブログから、間が空いてしまいました😢 前回まで書いていた、アルセーヌ・ルパンの記事が、一旦区切りのいいところで終わったので、今回は最近読んだマリー・アントワネットの本をご紹介したいと思います。 本のタイトルは、マリー・アントワネットの最期の日々です。 この本は、一言で言うと、マリー・アントワネットが処刑されるまでの最後の3日間(

          マリー・アントワネットの最期の日々

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉘-ベル・エポック時代の4人の重要人物-

          みなさん、こんにちは! 今日の記事で、アルセーヌ・ルパンの冒険に示唆されているレンヌ・ル・シャトーの秘密は一旦終わりにしようと思います。 前回までの記事では、モーリス・ルブラン氏がレンヌ・ル・シャトーの秘密を知った経緯に以下の人物が考えられるのではないか?ということで、妹のジョルジエット・ルブラン、そしてドビュッシーやメーテルリンクを取り上げました。 アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉕-ルブランに大きな影響を与えた妹-|西本亜希子 (note.com) アルセー

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉘-ベル・エポック時代の4人の重要人物-

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉗-ドビュッシーの謎‐

          みなさん、こんにちは! 今日は、前々回の記事の続きを書きたいと思います。 前々回の記事はこちら↓ アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉕-ルブランに大きな影響を与えた妹-|西本亜希子 (note.com) 前々回の記事↑で、アルセーヌ・ルパンの冒険の作者モーリス・ルブランの妹であるジョルジエット・ルブランについて取り上げました。 そして、(前々回の記事にも書いた)ジョルジエット・ルブランについて触れている本の紹介↓と彼女と関係が深いメーテルリンク、そしてメーテルリン

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉗-ドビュッシーの謎‐

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉖-カリオストロ4つの謎 "三十棺桶島の秘密"-

          みなさん、こんにちは! 今日は、昨日の記事の続きを書こうかと思っていたのですが、カリオストロ4つの謎のうち、三十棺桶島だけ記事にしていなかったので、それがずっと気がかりでした。 カリオストロ4つの謎とは、アルセーヌ・ルパン作品を貫く4つの謎で、マリー・アントワネットが語り、カリオストロ伯爵が追い求めていたもの、とされています。 In robore fortuna(イン・ロボール・フォルチュナ) - 「女探偵ドロテ」 ボヘミア諸王の敷石 - 「三十棺桶島」 フランス諸王の

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉖-カリオストロ4つの謎 "三十棺桶島の秘密"-

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉕-ルブランに大きな影響を与えた妹-

          みなさん、こんにちは! 今日は、昨日の記事で書いた仮説2について、みていきたいと思います。 昨日の記事はこちら↓ アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉔-七枝燭台の謎を解く!-|西本亜希子 (note.com) 念のため、仮説2について、再度以下にも書きますね↓ 仮説2:ルブランは、レンヌ・ル・シャトーの秘密を、妹のジョルジエット・ルブランから聞いて知っていた ジョルジェット・ルブラン - Wikipedia 私は昨日の記事で、ジョルジエット以外の他の誰かの可能

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉕-ルブランに大きな影響を与えた妹-

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉔-七枝燭台の謎を解く!-

          みなさん、こんにちは! 今日も、昨日の続きから書いていきたいと思います。 昨日の記事はこちら↓ アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉓-北斗七星の謎の手がかり-|西本亜希子 (note.com) 昨日の記事では、アルセーヌ・ルパンの作者モーリス・ルブラン氏が、レンヌ・ル・シャトーの秘密を知っていて、それを密かにルパンの冒険の中に描いているのではないか、ということを書きました。 で、レンヌ・ル・シャトーの秘密って何やねん⁉ということですが、1つは、(昨日の記事にも書い

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉔-七枝燭台の謎を解く!-

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉓-北斗七星の謎の手がかり-

          みなさん、こんにちは! ここ1か月間ほどまた忙しくなり、ブログを書く機会がありませんでしたが、ぼちぼち再開していきたいと思います。 前回書いた記事から少し間が空いたので、簡単なおさらいも含めて書きます。 私が今書いている『アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う』シリーズは、ルパンの作者モーリス・ルブラン氏が「カリオストロ伯爵夫人」の中で描いている”ノルマンディーにある7つの修道院と北斗七星の配置が一致していること”を、なぜ&どうやって知ったのか⁉という疑問が、出発点とな

          アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉓-北斗七星の謎の手がかり-