なぜアルセーヌ・ルパンは魅力的なのか‐①ベル・エポック‐
みなさん、こんにちは!
つい最近、面白そうなフランス映画をいくつか発見したんですが・・・それについてまたご紹介出来ればと思っています(まだ観てない💦・・・)
なので、今日は、前回のブログでお知らせした通り、『ルパンの世界』についてみていきたいと思います。
前回のブログ↓
これから書きたい記事とルパンの時代の映画|西本亜希子 (note.com)
まず、1番最初の章である「ベル・エポック」から。
私は、フランスで一番好きな時代がベル・エポックなんです。
この時代にタイムスリップしたいと思っているくらい😍
その言葉の通り、”美しい時代”。
1800年代後半から第一次世界大戦が始まる(1914年)までを指し、人々が人生を楽しむことが出来るようになった時代です。
馬車から車、手紙から電話へと、あらゆる物が進歩した時代でもあります。
メトロやバスが出来てパリ市内を自由に移動できるようになったし、鉄道のおかげで短時間でパリから地方へ行くことも可能になった。
だから、この時代は、旅行がブームになったと何かの本で読んだことがあります。
『ルパンの世界』でも言及されている通り、ルパンは、第一次世界大戦が始まるまでの時代に最も活躍するんですね。
1800年代末が舞台の『カリオストロ伯爵夫人』は、馬車が登場しますが、それ以降の作品はほとんど車が登場します。
ルパンは車をぶっ飛ばすのが好きなんですよね😁
そして、この章を読んで改めて考えさせられたのが、ルパンの人柄。
ルパンにとって危険とは人生だった
と、書かれてるのですが、私に言わせれば、
アルセーヌ・ルパンの人生=冒険
だと思います。
とにかくスリルと冒険が好きで、”単調な毎日”はルパンには似合わない。
安心や安全とは縁がない、というか、そんなものとは程遠い人。
もし、彼みたいな男性が傍にいたら、絶対に退屈しないし、毎日刺激的で人生が楽しくなりそう😆
それこそ、『八点鍾』のオルタンスが、ルパンと一緒に事件を解決したり、冒険したりすることで、彼女の人生がようやく花開いたように・・・。
ルパンに出会うまで、彼女は幸せな人生ではなかったから、まさにルパンは彼女の救世主ですよね。
そして、もうひとつのルパンの魅力は何といっても、あふれる自信と自己肯定感の高さでしょう。
どんな敵が相手でも、常に堂々としている!
宿敵ガニマール警部はもちろん、あのシャーロック・ホームズでさえも!
そうじゃないと怪盗なんてやってられませんね😁
そして、彼は頭が良い。
『奇岩城』、『カリオストロ伯爵夫人』、『813』等、他にも様々な謎解き(暗号解読)に挑戦し、見事に解いています。
謎解きについては、また追々記事にしたいと思います。
では、1章のご紹介・感想はこのくらいにして、次回は2章をみていきたいと思います。
2章もかなり面白いです😉
最後までお読みいただき、ありがとうございました。