マガジンのカバー画像

行政書士試験2022-2024

274
2022年行政書士試験の日記です。 色々紹介することもあるかもしれませんが、どちらかというと自分の日記なので、他人様のためになることは想定してません。 ただ、ご一読いただいて… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

前科照会事件

そういやすっかり忘れてました。

前科照会事件 最判昭56.4.14

争点

みだりに前科等を公表されないという権利は、法律上の保護に値するのか?

結果
前科等は人の名誉や信用に直接かかわるものなので、前科等をみだりに公開されない法律上の保護に値する権利を有する。

からのまたDBMですが、、、、、、

あくまでも「学校、ベビーシッター、塾等が、性犯罪歴がある人かどうか」を照会できるというもの

もっとみる

当事者訴訟

現実の代理権を持てる士業は弁護士ですが、これ、行政書士試験の範囲です。
(あまり重要視されないので、詰め込まなくてもいいけど)

なるほどね?ってお話。

このあたり、ちゃんと裁判とかできるわけだし、冤罪事件も一応再審制度もあります。
(検察官や裁判官がいかにも権力的な態度と言われりゃそうだが、腕のある弁護士だと原告勝訴をもぎ取れる人もいます)

なんだよ?ってお話。

何事も起きなきゃ訴訟やらな

もっとみる

憲法による国会議員不逮捕特権

日本国憲法
第五十条 両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中これを釈放しなければならない。

国会議員に不逮捕特権あり。
また、その例外規定もあり。
(現行犯逮捕、議院の了承があれば、国会議員も逮捕できる)

までが、行政書士試験の範囲。

以下私見。

あれ?ってお話。

この条文を根拠に「だから国会議員は訴追

もっとみる

憲法における国会(緊急事態に対する条項)

日本国憲法
第五十四条 衆議院が解散されたときは、解散の日から四十日以内に、衆議院議員の総選挙を行ひ、その選挙の日から三十日以内に、国会を召集しなければならない。

② 衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊急集会を求めることができる。

③ 前項但書の緊急集会において採られた措置は、臨時のものであつて、次の国会開会の後十日以内に

もっとみる

政教分離

政教分離は、基本的に公金を特定の宗教に納めたりするのが違憲。
なので、地方自治体や国が、玉串料を出したりするのが違憲。
私的な立場での玉串料を納めたりするのは合憲。
(ちゃんと判例とかある。これ、議員とか公務員やってる間は、神社とかお寺でお賽銭出したりするのまで違憲とすると、議員、公務員やりたがる人がものすごく減るのでちゃんと線引きがある。)

たまに、ここらへん勘違いしてる人がいるから呆れること

もっとみる

市営プール他の使用許可(実際は判例なので、皇居前広場等)

最近、埼玉県内等の公共施設の使用許可がおりず、不平たらたらな人もいるようです。

過去の判例として、泉佐野市民会館事件が挙げられます。
(デモ行進等のための判例として、別のものもあります。行政書士受験生は、参考書等を参照ください)

判例の主旨として、公の秩序を乱す可能性がある場合、使用不許可でも合憲。

なるほど。

んで、埼玉県の公営プールのお話に戻りますが、アイドルの撮影会。
それだけなら問

もっとみる

表現の自由の判例(アクセス権、謝罪文)

なるほど。

「明らかな名誉毀損」とかだと、謝罪広告出したりポストノーティス命令が下ったりする(これは、つい最近の記事に書いたのでそちらを参照。行政書士試験受験生は、参考書等に載ってますのでそちらのほうが詳しいはずです)。

んで、アクセス権。

これは
新聞、雑誌、テレビ等のマスコミ媒体に対し、一般国民が「その記事等の反論文を出したから掲載してくれ」っていう権利があるかどうか、ってお話。
「サン

もっとみる

犯罪等の謝罪の変遷(判例)

昭和31年の判例で、「謝罪広告請求事件」というものがあります。
(事件名は、あだ名なので、別名があっても不思議はないが、言いたいのはそこではない)

このころは、新聞に謝罪広告を載せる、という考え方が一般的だった、というのが読み取れる。

平成2年には「ポストノーティス命令事件」。
(事件名は上と同じで、別名がたくさんあっても不思議はない)

「深く陳謝をし、同じことを繰り返さない」旨を、周知でき

もっとみる

行政事件訴訟法の執行不停止

ん?
本来、しっかりおさえておかなければならないのに、おざなりにしてた。

行政処分(作為、不作為を問わない)に抗告訴訟を提訴できます。

その訴訟制度の特殊なところに、執行一時停止がありますが、内閣総理大臣の意義により、その停止に異議をとなえることができる(なので、総理大臣が異議を申し立てた場合は、裁判所の停止は不可能になります)。

ここまでが、行政書士試験の勉強範囲。

ここで疑問が出てくる

もっとみる

共同親権の本当の問題

共同親権に関する、民法改正が成立しました。

さて、ここで問題。

「DV等における諸問題」

もちろん、DV等は問題です。
言いたいのはそこじゃない。

言いたい問題は「司法府を使わない国民が多すぎる」こと。
警察に相談したり、裁判するときにも、やり方というものがあります。

切羽詰まった感じではない相談は、警察とかも動きづらい。
なんでかっていうと、「単なる夫婦喧嘩?それであればあんまり介入し

もっとみる

意見公募(パブリックコメント)(行政手続法)

ふふーん、ってお話。
パブコメのことを新聞、テレビで詳細に語らない、と思ってたら、そもそも結果の公示は、はっきり明文化されてるのは「電子情報処理組織を使用する方法」なのね。
んで、「その他の情報通信の技術」に新聞、テレビとかが入る、と?
だから、あんまりテレビとか新聞で詳細にパブコメのことを発信しないのって。
旧来のマスコミが率先して、自発的に発信してくれるもの、と勝手に誤解してたけど、そもそもそ

もっとみる

日本の人口減少、特に若年者人口現減少問題

未だにこういう論争なのね?

申し訳ないが、ひろゆき氏ふくめて、第二次ベビーブーマー世代(に近いはず、ひろゆき。昭和51年生まれなので、ピークから二〜三年後に生まれてるわ)。

昭和48年が第二次ベビーブーマーのピーク(1972〜1974年頃が最多といえば最多。中でも1973年)。団塊ジュニア世代ですね。
んで、ちょっとなぁ?ってこと。

「日本の大学は、卒業が容易すぎる」には同感だが、アメリカだ

もっとみる

議員のオカネ

これ、、、、、、

無茶苦茶言いよるな、ってお話。

まぁ、実際には、裁判とか起きないとわからんことだけど。

はじめ、中条議員の主張だと「お金は貸したけど、契約書の金利は%だけ書いてあって、数字は空欄」というものだった。
これ、そもそもとして、おかしな契約書。
「無利子で貸した」ってところから「お好きにどうぞ」にかわった印象。
(そもそも無利子で貸すなら、契約書で「利子0%」とか「無利子」って書

もっとみる

アベノミクスのきちんとした評価を求む

マジでなんだったの?あれ?ってお話。

雇用が増えたとか、円安になった、株価は上がった。
目に見えたのはそれくらい?

一人ひとりの賃金上昇って、アベノミクスで創出されたものではないですよね?
働き手が足らないので仕方なく、ってところが多い。

税と福祉の一体改革ってのも、結局どうなの?
税金は高くなりました。
福祉は下降線たどってます(生活保護費や年金は、言うほど上昇してない。場合によっては、生

もっとみる