女性活躍(男性活躍も)って、高学歴ホワイトカラーだけちゃうやろ!NHKの報道がめっちゃ良かった件!

NHKの朝の情報番組「おはよう日本」のおはBizという経済ビジネスニュースのコーナーで、非常に素晴らしいものがあった。

女性が活躍している愛知県安城市の町工場では、女性が(男性も)休みやすいように、「多能工」となることで対応している。多くの女性従業員が、フォークリフトの資格をとったり、品質検査のスキルも身につけたりと、どの業務にも柔軟に取り組めるようにすることで「誰かが休んでも」他の人がカバーできる体制をとっている。

東大の「なぜ、女子東大生は少ないのか?」というポスターや、東工大などで実施されている女子枠。もちろん、女性が高度ホワイトカラーとして大活躍するのは素晴らしいことだが、「誰もがみんな、東大・京大・東工大に合格できるわけではない」ことは強く認識するべきだろう。

また、東大卒業生で、苦しい・辛い思いをされている方も大勢いる。東大は日本一の大学だから、それにふさわしいキャリアでないと精神的に辛くなるのだ。医師のほうが年収はずっと高い。そのことも十分に認識されるべきだろう(東大へ行けば幸せになれる、というのは、ドラゴン桜や塾・予備校が流布する嘘だろう)。

普通の、地方の、どこにでもいるような女性でも、活躍できるようにすることこそ、真の「女性活躍」ではないのか?と私は思っている。そして、東京都心にはエリートホワイトカラーの職はあるものの、年々就活は厳しく、長期化しているのが現状だ。トップレベルの企業になると、資格取得・長期インターン・英会話など血のにじむような努力をして、やっと就職できるのだ。私が就職した2007年よりもずっとずっと厳しいのだ。こんなもん、誰もがみんなできる芸当ではない。

もちろん、これは女性だけでなく、男性にもいえることだ。今の日本人は、「大学へ行かないと幸せになれない」と洗脳されている。だが、マイルドヤンキーと言われる地方の人は、意外と幸せに生きていることが多い。

そろそろ「大卒=唯一の正解」という考え方を改めるべきだ。大学の費用が高いから子供を産めない?明治~昭和時代は大卒なんてほとんどいなかったぞ?だが、出生率は高かった。え、令和の今は大卒じゃないと職がない?統計データを見てないのか?今、工業高校卒業生の求人倍率は10倍以上だぞ!特に、土木などは人が足りなくて倒産する会社もあるほどだ。

東京・大阪・名古屋以外の地方に、高度ホワイトカラーの仕事は少ない。地方の平凡な人でも幸せになれるように、Fランク大学の増設よりも、むしろ高専や工業高校を増やすべきだと考えている。

ちなみに、6月18日には上越市長が学歴差別発言をしたことも話題になった。前静岡県知事も4月1日に現場労働者を蔑視する発言をしていた。

私は過日、以下のようなブログも書いている。読んでみてほしい。


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