道民「わやうま」【10】「美鈴のトラジャ」けんじから受け継がれるコーヒー遺伝子
ごきげんよう🍒アカチェリーナ４世です🤙🏻👈🏻
皆さんコーヒーはお好きですか？
私はマルセイバターサンドの回で
ちょこっと言ってますが
最近カフェインがダメになって
なんか具合悪くなるんですよね
でもそうなる前は
コーヒー何時に飲んでもスヤァ…
って寝れる体質でした
そもそも
母親がコーヒーをまるで水のように
飲むんですよ
母親は一回のコーヒーを1リットルくらい
いれてました
そしてアッという前に飲みつくす
私もあるから飲む
こんな水みたいに飲む上に
うちは貧乏だったので
飲めるコーヒーは
格安！お徳用！大容量！
の三拍子そろったやつを
薄く薄く出すって決まってたんです
でも母親と街に行くと
（札幌市民は大通り周辺に行くことを「街に行く」と言う）
奴はたまに
美鈴珈琲に立ち寄り
無い金はたいて
トラジャコーヒーを買うんです
そして帰る道すがら
必ず「けんじ」の話をする
けんじは母親の父親
私からすれば爺さんですね
私は母親を名前で呼んでて笑
同様に
爺さんも呼び捨てする
っていう笑
けんじ一家は
北海道の上歌志内っていうところに住んでたんですが
歌志内市という、現在日本一人口の少ない市
が北海道にはありまして
その中に上歌志内っていうのは含まれてるんですね
けんじ一家が住んでた時は
炭鉱の町としてめちゃくちゃ栄えてて
人もたくさん居たらしいです(40,000人くらい)
で
けんじは
あの～
とても良く言えば
子供の心を持ち続けるおじさん
かな？笑
職業は遊び人
今でいうなら
ニートだけど結婚してるって感じ？
けんじは職業
『遊び人』
が天職だったんだと思うんですが
まだまだ多くの人が戦後の貧乏生活で
テレビも洗濯機も炊飯器も普及していない時代に
色んなハイカラなものへの
嗅覚が素晴らしかったらしく
当時上歌志内から札幌までは
ＳＬ（蒸気機関車）が通ってて
(ここを書いてて、なんか時代を感じてウキウキしちゃう私がいる)
妻子をおいて
それに乗ってふらっと
よく札幌に遊びに行ってたんですって
そのおみやげで買ってくるものが
「美鈴珈琲のトラジャ」と「とうまん」
だったんですって
当時の上歌志内は田舎も田舎で
コーヒーなどというハイカラなものは
見たことなかったそうです
私の母親はそれを飲ませてもらって
とっても美味しくって
びっくりしたそうです
だから母親も今は亡き父親けんじに思いを馳せて
（馳せるような父親なのかと思うけど
母親の思い出補正のかかった父親ってことで）
街で美鈴のトラジャを買っては
けんじのそのＳＬ札幌エピを話してくる訳ですよ
それを聞いて私は毎回思う訳です
あ～親子だなぁ
どっちも金のない生活してるのに
高いコーヒー買うんだもんなぁ
こうして貧困は連鎖するんだなぁ
（うちはガチ貧乏だった）
でもまぁ、そういう思い出を大切にする心
っていうのは絶対悪いもんじゃないので
たまにはいいのかな
と私も付き合ってあげてました
でまぁ、トラジャって
実際おいしいんですよね
香りがすごくいいし
そんなコーヒーのことよく分かんない私なので
こまいことは分からないんだけど
酸味と苦みの強いやつはあんまし好きじゃない
って人には超おすすめ
バランスがちょうどいい感じ？
けんじは本当にそういう良いものへの嗅覚だけは
あったんだなぁ（ぼろくそ言い過ぎ？笑）
美鈴珈琲は函館で1937年（昭和7年）創業だそうです
昭和一桁の創業年って
北海道でいえば結構な老舗です
公式HPによれば内地にも支店があるそうです
札幌で買うなら札幌駅前か新札幌のお店がオススメ
その場で生豆からお好みのロースト具合に焙煎してくれます
ポールタウン店は喫煙🚬可なので、タバコが苦手な方はご注意⚠️
(私はタバコの煙で頭痛するくらいダメ)
ちなみに母親は
高いコーヒーも水みたいに飲む
美鈴のトラジャも
1リットル一気に入れて
水のようにガブガブいきます☕️
私は今はそんなけんじと母親の思い出を
引き継いで
やっぱりコーヒーは
たまにトラジャを買って
飲んでます
カフェインがダメになったので
そんなにたくさん飲めないんですが
やっぱりコーヒーはトラジャが一番おいしいな
と思っちゃってます笑
遺伝子こわ～笑
＊＊＊＊＊＊＊＊＊巻末CM＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
コーヒーといい緑茶といい、最近ではカフェインレスを飲む
アカチェリーナ４世ですが
真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
『辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろう』と
いうメッセージを発信しています
公式ＨＰにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう
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