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一日一句【菜根譚】#10『人力勝天、志一動氣』信念を貫く

「人力勝天、志一動氣」は、

「人は天に勝つことができる。志さえあれば、自然界を改造することもできる」という意味です。

この一文は、人間の能力と潜在力に対する自信を表現しています。

現代社会においても、この一文は重要な意味を持っています。
私たちは「人力勝天」を信じ、困難や挫折に負けず、努力を重ねて、より良い人生を築かなければなりません。

また、補足で以下の2文を語っています。
①「彼富我仁、彼爵我義」は、「他人は富を重んじるが、私は仁を重んじ、他人は官位を重んじるが、私は義を重んじる」という意味です。この一文は、君子の財産や地位に対する考え方を強調しています。彼らは、物質や権力に惑わされることなく、自分の信念を貫きます。

②「君子亦不受造物之陶鑄」は、「君子は造物主の指示に従わない」という意味です。この一文は、君子の独立した人格と精神的追求を強調しています。

これらの言葉は、現代の私たちにも通じる、以下のような意味を私たちに与えてくれます。

  • 信念を貫くことで、困難を乗り越えることができる。

  • 努力を重ねることで、不可能を可能にすることができる。

  • 独立した人格と精神的追求を持ち、自分らしく生きることができる。

例えば、自分の好きなことを仕事にしたいと思っている人は、周囲の目を気にせず、自分の好きなことを仕事にすることで、自分らしく生きることができます。また、自分の信念を貫きたいと思っている人は、周囲の目を気にせず、自分の信念を貫くことで、自分らしく生きることができます。

独立した人格と精神的追求を持ち、自分らしく生きることで、本当の意味での幸せをつかむことができるのです。

現代社会において、私たちはさまざまな悩みや課題に直面しています。
しかし、この一文を心に留め、努力を重ねることで、困難を乗り越え、
不可能を可能にし、自分らしく生きることができるのです。

この本の中には当時世界最強だった経営者の成功、挫折のストーリーが詰まっている。

一日一句【菜根譚】#11『逆作億信 非賢所為』虚心坦懐


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