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kindle出版の為、俺様の小説は、年内で非公開にします。
今まで読んでくれた方ありがとうございます
https://note.com/aimk65/m/ma55cb0fd7f1f
今後はエンジニア系の情報を発信します。
2021元旦 フリーランスエンジニアとして生きていく
あけましておめでとうございます
昨日付で退職日です。
SIer10年ゲーム業界8年。20年近い会社員時代の終わりを迎えました
フリーランスになろうと思ったきっかけと独立してからやることをまとめたいと思います
フリーランスを決意したきっかけ・昔から独立を考えていた
・子供が小学校に上がる前に環境を整えたかった
・管理業務が増えていくにつれ開発に関わる時間が少なくなっていた
・リモートにな
小説アイロボの続きを投稿しました。ここまでは過去に書いた内容を投稿してましたが5年ぶりに続きを書いていきます。完結したら別媒体で出版する予定ですが、完結するまではこちらに投稿したいとおもいます
[アイロボ]6章1 占い師あけみ
夕方の賑やかさはなく、暗闇が支配していた。
きっとさっきより更に寒さが増しているのだろう。
河川敷で走っている人の白い息だけが辺りをさ迷っていた。
そして河川敷に沿って煌めく光と橋の車からのライトが闇の中にはっきりと浮かびあがる。そして空を見上げるとそこには、新宿でみたよりも更に綺麗な星空が広がっていた。
僕はホームレスなのにこの中に身をおくと綺麗な景色を独り占めにしたようで誇らしくなった。
僕は
[アイロボ]5章2 もりさん
公衆電話を見つけ指定された番号にかける。
電話口に出た男の指示通り指定の場所に向かう。
しばらくすると男がやってきた。
50を過ぎたくらいだろうか?
白髪と灰のごましおの短髪で、背は普通で小太りで人懐っこい顔をしていた。
黒のスラックスに黒のTシャツ、そして黒のジャケットに黒のハンドバックという出で立ちだった。
一見するま金融の取り立て屋のような出で立ちだ。
「おう、あんたかい?よしさんの知り合い
[アイロボ]5章1 源さん
どれくらいそうやって思いに更けていたことだろう。
日は登り街は暖かな陽気に溢れていた。
1人でいた子供に母親が駆け寄りきつく抱きしめていた。
子供はそれとともに大きな声をあげて泣いていた。
子供らしい泣き方だった。
しばらくして2人は手を繋ぎその場をあとにした。
それにしても今日は暖かな日だった。
穏やか時間が流れるこの場所で引き寄せられるように人が集まりそれぞれがそれぞれの時間を過ごしていた。
kindle出版の為、俺様の小説は、年内で非公開にします。
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[アイロボ]4章3 孤独 優介3
私が小さい頃、父が大切にしていたこの時計を壊した事があったんです。
普段めったな事じゃ怒らない父がこの事には凄く怒って、私家飛び出してこの公園にきていたんです。
1人でこの公園にきたのは、その時がはじめてだったんです。
酷く混乱してて心細くて不安だった。
いつも父ときていた時は楽しかった公園にいる事が酷く怖かったんです。
しばらくして父がきました。
何も言わずに私の隣に座って暫くずーっと私の隣に
[アイロボ]4章2 孤独 優介2
こうして俺の隣にばあさんがいてもうばあさんの声を聞く事も出来ないと思ったらさもう涙を止められなかった。
道行く人も驚いていたさ。
こんな老いぼれじじぃが涙を流しているんだからさ。
それでも涙を止める事が出来なかったんだ。
それから俺は公園にいかなくなった。
だってばあさんを思い出して辛いんだ。
俺にとってはやっぱりばあさんは大きな存在だったんだよ。
辛かったさ。
感情を出せるようになってから悲し
[アイロボ]4章1 孤独 優介
確か僕がこの家にきたのはまだ優介が2歳の頃だっただろうか?
その頃のロボットは一般家庭に普及し、僕は子育て機能がつけられてここにきた。
父親は、弁護士。母親は会計士。
なんとも堅物な組み合わせだ。
2人とも仕事が多忙で、優介は保育園に預けられていたもののかなりの時間を2人で過ごしていたんだ。
優介はここにきたばかりの頃は無邪気でやんちゃな男の子だったと思う。
走り回って声を上げて僕は手をやいた。
[アイロボ]3章4 アイロボ2
「隆。この温もりを覚えておくんだ」
「よしさん?」
「俺達は、おまえの味方だ」
「…」
隆は無言のままよしさんの腕で声を押しこらえていた。
隆は、きっとこの温もりを忘れないだろう。
暫くして隆を引き離すと肩に手を置いて、頑張れよ。そう呟いた。
他の仲間も次々に隆の肩に手をやり言葉を残していく。
その度に隆の嗚咽は大きくなる。
僕も隆に近寄り握手を求める。
それが隆への言葉だった。
隆に強く握り返さ
[アイロボ]3章 アイロボ1
僕は、幸彦の話を終えた。
今も思い出すと胸が締め付けられる。
よしさんは、黙ったまま僕を見つめていた。
溢れ出す涙をふくことをしないでいつかのあの時の男みたいに。
「僕は今までそんな風に人の死と向き合ってきたんです。人の死は僕に何かを残していくんです。だけど出来ればそんな風に何度も人の死には僕は向き合いたくなかった」
僕の言葉によしさんは沈黙のまま、満月から少し欠けた月を見上げた。
沈黙が辺りを包
[アイロボ]3章2 財閥の男 美山2
私は死ぬ事は怖くないんだ。怖くないんだよ。
私が恐れている事は、誰にも求められなくなった時なんだ。
そして私の事を皆が忘れてしまう事なんだよ。
私は、ずーっと誰かの為に生きてきたんだ。
家族の為、会社の為、従業員の為。
会社をやめるまでずーっとそういう生き方をしてきたんだよ。
そう生きてきた私が今更自分の為だけには生きていけないのさ。
私は自分の為にどう生きたらいいかわからないんだ。
婆さんが生き
[アイロボ]3章1 財閥の男 美山
僕がはじめて行った雇い主はとある財閥の男だった。
その頃の僕はとても高価なものだった。
一般の人がとても買えるものでなく僕はこの男の元にやってきた。
男の名前は、美山幸彦。
僕がここにくる前にはじめに与えられた情報だった。
確か僕がきた頃は幸彦が70を少し過ぎたくらいだった筈だ。
それから僕は10年近くここにいる事になった。
[アイロボ]2章4 アイロボ後半4
「じゃな、小僧。おまえはおまえで頑張っていけ」
男はそう言ってその場をあとにした。
僕は何を頑張ればよいのだろうか?
疑問に思いながらも次の客を待つ。
その時、1人の男が僕の目の前に座った。
黒のスラックスに濃い茶の厚手のパーカーに手を突っ込み黒のニットの帽子を被っている。
中肉中贅、短髪で50歳くらいだろうか?
男は座ると僕をみる目線は何処か鋭く僕をみたまま微動だにしない。
男の足元はスニーカー
[アイロボ]2章3 アイロボ後半3
「そうすけ、やってみろ」
そういわれてよしさんを相手に見様見真似で靴磨きをしてみた。
「なかなか筋がいいじゃねぇーか」
誉められて悪い気はしない。
「だけどなもっと丁寧に素早くやるんだ。俺のやり方をみろ」
そう言って僕はまたよしさんが仕事をする様子をみていた。
確かによしさんは、丁寧だが素早く作業をこなしていた。
あっという間に靴を仕上げていく姿は、職人のような自信が垣間見えた。
「ここにくる客は
[アイロボ]2章2 アイロボ後編2
屋根のある場所を探しているようだ。
階段の下を確保するとダンボールを引きビニールシートの上に毛布を引いてよしさんは寝袋の中に入った。
酷く静かな夜だった。
しんしんと降り続く雪は、全ての音を吸収して地面に落ちてるようだった。
あんなに賑やかだった宴会も終わってなんだか寂しい気持ちがした。
よしさんは、もう寝てしまったんだろうか。
寝袋だけで寒くないんだろうか。
僕はこの2日間を思った。
僕が全く