[アイロボ]3章1 財閥の男 美山

僕がはじめて行った雇い主はとある財閥の男だった。
その頃の僕はとても高価なものだった。
一般の人がとても買えるものでなく僕はこの男の元にやってきた。
男の名前は、美山幸彦。
僕がここにくる前にはじめに与えられた情報だった。
確か僕がきた頃は幸彦が70を少し過ぎたくらいだった筈だ。
それから僕は10年近くここにいる事になった。

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