合気道至心会(岐阜市で活動中)

合気道や、岐阜での生活を綴ります(マニアックでも読みやすく)。仕事は「合気道に関わるこ…

合気道至心会(岐阜市で活動中)

合気道や、岐阜での生活を綴ります(マニアックでも読みやすく)。仕事は「合気道に関わること全般」です。 多田宏師範(合気会本部・九段)直門。合気道至心会(岐阜市)を主宰。 ★☆日々の稽古録はこちら↓↓☆★ https://note.com/shishinkai_keiko

マガジン

  • 合気道至心会について

  • 稽古録(日々の道場稽古の記録)

    合気道至心会の稽古録です。当会の会員に向けて、稽古の「概要」を記録しています。稽古の振り返りや連想行、ご自身での記録作成にお役立てください。 なお、ここでは「概要のみ」を公開しています。自分なりの気づきや課題、道場での学びなどは、ご自身で個別に記録されることをオススメします。

  • 合気道を通して考えたこと

    合気道や日々の稽古を通して考えたことを記事としてまとめています。

  • 稽古お役立ち記事

    合気道の稽古に参考となる資料や記事を作成・公開しています。

  • 合気動のアレこれ

    【合気道アレこれ】では、1人でも多くの方が合気道に興味を持ってくださるように、合気道・武道に関するコラム(風なもの)を発信していきます。 YouTube等の動画サイトには、合気道をテーマにした、見栄えの良い、または面白おかしく編集された動画が溢れています。ですが、こうした動画を見ても、合気道を「知る」ことは難しいと思います。むしろ、合気道がますます得体のしれないものになる、そんなことも起こりえると思っています。 合気道は「よくわからない武道」と思われがちですが、それは「情報が伝わっていない結果」に過ぎません。【合気道アレこれ】では、合気道が「なるほど、そういうものか」と思ってもらえるような、発信を目指しています。

最近の記事

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「合気道至心会」が始まりました! in 岐阜

1.「至心会」の情報発信はじめまして。寺町 鮟鱇と申します。 2022年11月に、故郷である岐阜へUターンすると同時に「合気道至心会」を立ち上げました。noteでは、日々の稽古日誌、合気道に関する情報、稽古のために役立つ資料などを発信していきます。 2.道場名の由来「至心会」の名称は、中国古典『莊子』の一節、「至人の心を用いること鏡のごとし」(応帝王篇)から来ています。これは、私の師である多田宏先生(合気会本部師範, 九段)がたびたび口にされる言葉です。合気道だけでなく、

    • 【会員向け】スポーツ保険について

      (注1)以下は令和6年(2024年)4月16日における情報です。 (注2)この記事の内容は、あくまでも概要です。詳細については、必ずご自身でご確認ください。 (0)スポーツ保険に加入する理由① ご自身のケガに備えて(傷害保険) 当会は「ケガをしない・させない稽古」を大切にしています。そのため、稽古中に大きなケガをする危険性はとても低い、と言えます。 ですが、道場への往復移動を含めて、ケガや事故が発生することはあります。その際に備えることが、スポーツ保険加入の一つの目

      • 【会員向け】昇級審査について

        (0)概要(注)合気道至心会の会員を対象としたページです。このページの内容・動画等については、SNSやブログ等での拡散行為や無断転載を禁止します。 ① 昇級審査の概要 審査は、「受かる/落ちる」の「試験」ではありません。 その時点での「稽古の進み具合」を、「級」という基準で判断します。上手くやろうとせず、通常稽古の延長のつもりで臨んでください。 審査では、当日の出来だけでなく、通常稽古の進み具合や、稽古への参加日数も考慮します。 審査という目に見える「目標」は、通

        • 【合気道至心会】日々の稽古録

          (0)このページについて稽古の概要を公開しています(月別) 稽古の振り返り(連想行)や、ご自身での詳細な稽古記録の作成にお役立てください。 ☆★ご自分の気付きや、道場で学んだことなどは、自分なりの記録として整理されることをオススメします。 (2024)日々の稽古録2024年-2月 2024年-1月 (2023)日々の稽古録2024年-2月 2024年-1月 2023年-12月 2023年-11月 2023年-10月 2023年-9月 2023年-8月

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        記事

          「呼吸法」について考えたこと 【前編】

          (1)合気道における「呼吸法」の効果① 当会で「呼吸法」をおこなう理由 私の師匠である多田宏先生(合気会本部師範, 合気道九段, 以下「多田先生」)は、稽古の冒頭に「呼吸法」を必ず行うように指導されます。 とはいえ、合気道を稽古する道友のうち、「呼吸法」を稽古に取り入れている道場・指導者は数少ないはずです(*多田先生の門下を除く)。 多田先生は、呼吸法を稽古に取り入れた理由(の1つ)について、次のようにお話されたことがありました。 つまり、当会で実践している「呼吸法

          「呼吸法」について考えたこと 【前編】

          「呼吸法」について考えたこと 【後編】

          【前編】では、呼吸法の「効果」と、呼吸法が大切である理由を、「生命進化」の視点から見ていきました。 【後編】では、呼吸の「真価」と、呼吸法を実践する上での心得、呼吸法にまつわる「おまけ話」を書いています。 ↓ ↓ 【前編】はコチラ ↓ ↓ (3)呼吸の「真価」は、解明されていない① 呼吸の「機能」とは? 現代では、呼吸の「機能」といえば、「酸素を受け入れて、二酸化炭素を排出すること」だと言われます。それ以外の「機能」について言及されることは、(めったに)ありません

          「呼吸法」について考えたこと 【後編】

          【道場規約】ハラスメント行為の禁止

          (1)ハラスメント行為の禁止① この規約を定めた理由 当会では、「道場規約」のひとつとして、「道場でのあらゆるハラスメント⾏為を禁ずる」ことを掲げています(概要規約 - No.5)。 私がこの規約を定めた理由は、端的に言えば、職場でのハラスメント騒動に私自身が「当事者」として巻き込まれ、非常に嫌な思いをしたことに由来します。 この体験から私が学んだのは、次のようなことでした。 ハラスメントは「小さな組織」で起こりやすい ひとたび「ハラスメント」が起きれば、「小さな組

          【道場規約】ハラスメント行為の禁止

          【道場心得】人の技を批判しないこと

          (1)「人の技を批判しない」とは?①「道場心得」の紹介 当会では、「道場心得」のひとつとして、「人の技を批判しないこと」を掲げています(道場心得 - No.7)。今回は、この心得について考えていきます(本文の内容に関する文責は、全て筆者に帰します)。 なお、当会の「道場心得」・「⼀般作法・畳の上での注意点」は、私の師匠である多田宏先生(合気会本部師範, 九段)が掲げたものを、(ほぼそのまま)下敷きにしています。「人の技を批判しない」という心得は、多田先生の教えなのです(*

          【道場心得】人の技を批判しないこと

          合気道に「力」は不要?

          (1)「力」を必要としない合気道の源流①「お箸が持てれば合気道はできますよ」(by 大先生) 「力(腕力)」を必要としない武道、というのが「合気道」の一般的なイメージだと思います。 これはおそらく、「相手の力を利用する」という言い回しや、漫画『刃牙シリーズ』に登場する「渋川剛気」(モデルは合気道養神館の創設者・塩田剛三先生)等の影響によるものと考えられます。 また、合気道の開祖・植芝盛平先生(以下「大先生」と表記)の、「お箸が持てれば合気道はできますよ」という言葉も伝え

          合気道における「目付」の大切さ

          (0)はじめに合気道では「目付」が大切です。 私の師匠である多田宏先生(合気会本部師範, 九段)は、稽古において「目付」への意識を、たびたび促されます。その頻度だけを見ても、稽古における「目付」の大切さを、うかがい知ることができます。 この記事では、「目付」の重要性について、その理由とともに、整理していきます。 (1)「目付」とは?① 目の技術的な使い方(?) 「目付」は、主に剣道・剣術の用語です。一般的には、宮本武蔵の『五輪書』(水の巻)・『兵法三十五か条の書』(*

          合気道における「目付」の大切さ

          岐阜で、土に触れる(記事の紹介)

          はじめに2022年末、15年以上暮らした東京から岐阜へUターンしました。せっかく岐阜にいるので、「岐阜(地方)ならではの楽しみ方」を模索中です。 その1つが「土に触れる」こと。。 ここでは、次のようなテーマについて、少しずつ報告しています。 「耕作放棄地」の再活用(畑地としての活用) 「竹林」の活用(竹林管理・筍の収穫など) 「湿地帯ビオトープ」の造成と、その経過報告 なお、「土に触れる」記事は別アカウントで書いています。そのため、ここでは、各記事を集約して、その

          岐阜で、土に触れる(記事の紹介)

          「持たれる」のではない、「持たせる」のだ!

          (1)開祖・植芝盛平先生の教え合気道の稽古は、基本的に、「受け(技を受ける人)」が最初に仕掛ける(取る、打つ 等)ことから始まります(下図1)。 このとき、当会では、「取り(技を掛ける人)」は、「(受けに)持たれる」「(受けに)打たれる」といった受動的/相対的な表現をしません。 その代わり、「(自分から)持たせる」「(自分から)打たせる」といった、主体的/絶対的な言葉を用います(下図2)。 これは、私の師である多田先生の教えですが、その由来は、合気道開祖・植芝盛平先生(

          「持たれる」のではない、「持たせる」のだ!

          入会に関する詳細(2/2)~道着等~

          このページは、合気道至心会HP「入会について」の補足ページ(2/2)です。ここでは、合気道の稽古に必要な道具類(道着・剣杖等)に関する、補足情報を載せています。 また、会員区分(一般クラス)の選び方や、会費については、こちらのページをご覧ください。 『入会に関する詳細(1/2)~会費等~』(別ページ) (0)合気道で用いる道着(道衣)① 他武道衣の利用について 他武道(柔道など)の道衣をお持ちであれば、そちらをご使用いただいても構いません。 合気道衣は「合気道ならで

          入会に関する詳細(2/2)~道着等~

          足捌き(送り足)~No.1 →No.4~(直線から他線への展開)

          前回は「合気道の足捌き」について、次の3点を中心に書きました。 足捌きが大切である理由 足捌きの稽古における原則(決まりごと) 足捌きに共通するポイント [前回の記事はこちら] 『足捌き ~稽古の原則と共通のポイント~』 この記事の「概要」と「目的」今回は、一直線上での送り足(No.1)から、他線へ移動する送り足(No.4)への展開について整理しています。 「足順」は、道場で実際に動くことを繰り返せばすぐに身に付きます。ですが、大切なポイントを無視して闇雲に「足順

          足捌き(送り足)~No.1 →No.4~(直線から他線への展開)

          足捌き ~ 稽古の原則と共通のポイント ~

          (1)足捌きの稽古について①「足捌き」が大切です 当会では「足捌き」の稽古を大切にします。 合気道の稽古では、どうしても上半身の動き、特に「手捌き」に意識が集中しがちです。ですが、肝心なのは「足捌き」です。 これは、私の師である多田先生が、大先生から直接伺った言葉です。適切な「体の位置」に自分があるためには、適切な「足捌き」を自由自在にできる必要があります。 ② 当会での「足捌き」の稽古 とはいえ、無闇矢鱈と足を動かしても、基本の足捌きは身に付きません。むしろ、悪い癖

          足捌き ~ 稽古の原則と共通のポイント ~

          お茶と合気道の親和性 (文庫版『日日是好日』より)

          (1)必読本に出逢う①『日日是好日』との出逢い ある日、書店でふと手にした文庫本、 それが『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(2008, 森下典子, 新潮文庫)でした。 私は気になった(もしくは気に入った)箇所に付箋を貼る習慣があるのですが、この文庫本を読了したとき、薄い本は付箋だらけになっていました。 この本は、合気道を稽古する人(特に稽古を始めて日が浅い人)にとっての「必読本」だと思いました。また、合気道に限らず、「これ」という正解や目的が見えにく

          お茶と合気道の親和性 (文庫版『日日是好日』より)