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入会に関する詳細(2 / 2)~道着・木剣等について~

このページは、合気道至心会HP「入会について」の補足ページ(2 / 2)です。ここでは、合気道の稽古に必要な道具類(道着・剣杖等)に関する、補足情報を載せています。

また、会員区分(一般クラス)の選び方や、会費については、こちらのページをご覧ください。


(0)合気道で用いる道着(道衣)


① 他武道衣の利用について

  • 他武道(柔道など)の道衣をお持ちであれば、そちらをご使用いただいても構いません。

  • 合気道衣は「合気道ならではの稽古」を想定した作りになっています。そのため、合気道の稽古には「合気道衣」が最善と言えます。

  • ただし、「柔道着」でも問題ありません(私も最初は柔道着でした)。

  • こちら(「八王子市合気道連盟 みなみ野教室」様)のページには、合気道以外の道着についても丁寧に書かれています。参考としてリンクを掲載させていただきます。

②「胸紐」の取り付けについて

  • 女性の稽古生の中には、「胸紐」を取り付ける方を多くお見かけします。

  • 合気道衣は、道衣本体と「胸紐」の取り付けを、併せて発注ができます(以下は参考のイメージ)。

③「名入れ」について

  • 通常、道衣の左肩に「名入れ」を行います。

  • ご自身のお名前を、指導者や稽古仲間に認識してもらうことが目的です。

  • 道衣の購入時に、刺繍での名入れを発注できます(見栄えを気にしない方であれば、マジック等で名入れをしても構いません)。

④ 道衣・木剣等の手入れ

武道用品の手入れについては、こちらのページが参考になります。せっかく購入した道具ですので、長く、大切に扱いたいですね。

(1)「道衣」のご用意(オンラインショップのご紹介)


合気道衣を取り扱う武道具・スポーツ用品の実店舗は限られますが、オンラインであれば、さまざまなメーカーのものを購入できます。

ここでは参考として、私がこれまでに購入・利用したことのある合気道衣のショップを掲載します。なお、購入にあたっての詳細は、各店舗に直接お問い合わせください。

① 岩田商会(合気道専門)

  • (言わずとしれた?)合気道用品のブランドです。

  • オンラインショップのサイズ表は、購入の参考になると思います。

  • 主宰者コメント:合気道衣(上下)・木剣・杖を購入しました。合気道衣のつくりがしっかりしており、安心感があります。

② 京都・東山堂

  • 道場備品の木剣は、東山堂のものです(道友からの贈り物)。

  • 主宰者コメント:合気道衣を購入された会員さんから、好評を耳にしています。私は最初の袴をこちらで購入しました。手頃な値段でしたが、丈夫で畳みやすく、重宝しています(いまも現役です)。

③ 仁武堂(合気道専門)

  • こちらも合気道専門店です。

  • こちらの合気道衣の選び方は、購入の参考になると思います。

  • 主宰者コメント:合気道衣(上下)・袴・稽古用短刀を購入しました。東京の店舗を訪れた際に、袴に関するおもしろい薀蓄を、店員さんがたくさん教えてくださいました。それ以来、道衣等の購入でお世話になっています。

④ 星道

  • 主宰者コメント:海外等への遠征用として、「薄手・軽量」の道衣(上)をこちらで購入しました。薄手・軽量の道衣は、特に夏場の稽古で活躍します。

(2)「道衣」のご用意(会員さん購入情報)


当会の会員さんが、実際に「道衣」を購入されたお店を紹介します。「実店舗」で道衣を揃える際の参考としてください。なお、価格の情報は私が会員さんから聞いた時点のものです。正確な情報は、各店舗にご確認ください。

① ヒマラヤスポーツ(本館)…岐阜県岐阜市

  • 会員さんからの情報:学校授業用の「柔道着」を購入。通常の柔道着よりも薄手で簡易なもの。試着のうえで上下を購入(8,500円)。

② 森下武道衣(株)…名古屋市北区

  • 会員さんからの情報:「合気道衣」を購入。合気道衣の上下セット(7,000円)、名字の刺繍(500円)。

(3)「木剣・杖」のご用意について


① 合気道のベースには剣術・槍術がある

合気道のベースには、剣や槍(杖)の理合が、多く含まれています。
これは、創始者の大先生が、その修業過程で、剣術と槍術に多くの時間をかけたからです。特に槍は、山本権兵衛伯爵*に『明治維新以来、はじめて活きた槍を見た』と言わしめるほどの名人でした(参考:『合気道に活きる』 pp168-169)。

*山本権兵衛:日露戦争時の海軍大臣、第16代 内閣総理大臣

合気道の理解には、木剣や杖を振る経験が欠かせません。徒手では理解できないことが、木剣や杖を介することで、すっと理解できることがたくさんあります。

② 木剣・杖の購入について

当会では、合気道の理解を深めるために、木剣・杖を用います。特に、木剣・杖を用いた稽古の際にも、合気道の体捌き・足捌きが自然にできることを大切にします。

そこで、道具を選ぶ際にも、この点を基準として、自分に合うものを選びます(★基準例:重すぎない、振りやすい等)。

まずは、道場備品の木剣・杖を振ってみて、上に載せたオンラインショップなどで、ご自身に合いそうなものを購入されると良いと思います。

木剣・杖は、一度購入すれば、長く使えます。最初は少し振るだけでも一苦労ですが、振っているうちに道具と身体が馴染み、自分だけの木剣・杖へと変わっていきます。

③ オススメの木剣(岩田商会)

私はこの木剣を愛用しています。太さは2種類(通常・細身)ありますが、どちらもすっと手に馴染みます。

ちなみに、商品説明には次のようにあります。当会の稽古では「打ち合う」ことはありません。こうした点も、しっくり来る要因かもしれません。

通常の木刀とは形状が違い、反りの少ない直刀で岩田オリジナルの型でお作りしております。

刀身と柄の間に鍔止め用の溝がなく打ち合うことのない合気道の思想、神武不殺を示しています。

引用:岩田商会HP(*太字化は筆者による)

(4)「足袋」のすゝめ(オススメの足袋)


① 足袋(または靴下)の着用を推奨しています

当会では、稽古の際に足袋(または靴下)の着用を推奨しています。これは、ビニール柔道畳の上で、合気道ならではの足捌きを行いやすくするためです。なお、この点については、こちらの記事に整理しました(注:マニアックな記事です)。

② オススメの足袋

最後に、私が長年愛用している足袋を紹介します。長く使用した実感として、耐久性は保証できます。

最初に購入した決め手は、「武術家の甲野善紀氏も愛用」という文言でしたが、私もすでに10年近く利用して、その良さがよくわかります。履きやすく、ずれにくく、耐久性が高いので、稽古用として最適です。

※稽古で使用する際には、ぜひとも補強・補修をしながら、大切に履き続けてください(足袋裏の補強・補修方法は(5)を参照)

「サラシ裏」「ネル裏」の2種類がありますが、「ネル裏」は少し暖かいので、冬場の稽古にオススメです。

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(5) 足袋裏の補強・補修


① 足袋裏を補強・補修する必要性

足袋の素材は、綿が基本です。

日常利用の環境であれば高い耐久性を発揮しますが、ビニール柔道畳での合気道の稽古は摩擦が大きく、頻繁に稽古していると、足袋裏に穴が空きます(写真①)。また、足袋裏周辺の、床と接する部分の生地も傷んでしまいます(写真②)。

【写真①】穴の空いた足袋裏
【写真②】摩擦で傷んだ生地

足袋は決して安いものではありません。なにより、使い捨てるのはもったいない。ということで、私は「帆布*+手芸用ボンド」を用いて、足袋裏とその周囲の生地を補強・補修しています。

*帆布:(公財)合気会の本部道場をはじめ、多田先生の傘下道場等において、柔道用ビニール畳の畳表(足と接する部分)に付けられている素材です。耐久性に優れる上に、合気道ならではの足捌きを助けてくれる素材です。

せっかく購入した足袋ですので、道着等と同じく、長く、大切に使いたいですね。ということで、ここでは、私が実践している「足袋裏の補強方法」をご紹介します。

※足袋の補強・補修については、こちらの記事に整理しました。

(本文終わり)



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