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組織を引退した自称脳科学研究者(フリーランス)。自由に脳のことや関連することがらについ…

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組織を引退した自称脳科学研究者(フリーランス)。自由に脳のことや関連することがらについて話をしたいと思います。そのさいおもに自分自身のこれまでの研究成果や関連文献を踏まえて話題を提供したいと思います。@Kawai_Yosh

記事一覧

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Please visit and see blogs, and download the preprint PDF. AIBS Reports, 2022. Neuroanatomical Motifs for Rhythmic Activity: A Hypothetical Topology Underlyin…

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1年前

神経回路網の電線特性(1)

電力や情報を担う電気信号や光信号を運搬する電線光ファイバー回線網は、世界中に張り巡らされている。送電鉄塔や街中の電柱を次々に中継しながら地上を走る回線網や、海底…

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1年前
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「創発」現象と複雑系科学の立ち位置

デカルトの科学機械論やニュートンの自然の数学的記述の伝統は、現在も根強く科学の世界をおおって浸透している。天動説を覆したとされる地動説も、現在では天も地も動いて…

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1年前

「自己回帰」ということ

これまでのブログのなかで、私の直近の研究成果を「再帰回路と同期振動」という表現を使って紹介しましたが、再帰回路とは神経ネットワーク活動の自己回帰性の解剖学的な表…

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1年前

私の研究の紹介

自己紹介文に脳科学者を自称しましたが、具体的に何をやってきたのかお話をします。論文論文って偉そうに言うけれど何が書いてあるのか、ちゃんと素人にもわかるように説明…

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1年前

地雷を踏んだ論文査読の実例

自己紹介文のなかで紹介アップロードしたプレプリント論文は、某雑誌に投稿して最終的に不受理になったものです。  2名の査読者の評価は平均的にかなり好意的であり、1…

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1年前
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学術論文が公刊されるまで

学術論文の公刊はたいてい査読制度による査読審査受理認定を前提とする。そのことが個々の学術論文や全体的な公刊論文の学術的な質を担保するとされている。総論的には異論…

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1年前
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アップロードPDF解説

脳の神経細胞は、シナプスという特殊な接合構造を介して他の神経細胞と連結して、神経回路網もしくは神経ネットワークと呼ばれる網状複合体を形成しています。このネットワ…

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1年前

ホームページと日記

noteブログは、日記としての自分の所感や行動の日々の記録だけでなく、自分専用の情報発信源HPとして使うこともできそうだ。 公表したい論文やまとまった見解を文書にして…

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1年前
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A recent paper in PDF

AIBS Reports, 2022. Neuroanatomical Motifs for Rhythmic Activity: A Hypothetical Topology Underlying the Interactions Among Real Oscillators. Y. Kawai, Please …

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1年前

自己紹介 Self-introduction

隠退自称脳科学者。自由に脳のことや関連することがらについて話をしたいと思います。そのさいおもに自分自身のこれまでの研究成果や関連文献を踏まえてさまざまな脳に関す…

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1年前
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広告のない上品なnote

広告の少ない上品なデザインのブログでたいへん気に入りました。 息長く自分のペースで継続していきたいと思います。 よろしくお願いします。 ファイルを添付できる機能…

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1年前
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Please visit and see blogs, and download the preprint PDF.

AIBS Reports, 2022.

Neuroanatomical Motifs for Rhythmic Activity: A Hypothetical Topology Underlying the Interactions Among Real Oscillator

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神経回路網の電線特性(1)

神経回路網の電線特性(1)

電力や情報を担う電気信号や光信号を運搬する電線光ファイバー回線網は、世界中に張り巡らされている。送電鉄塔や街中の電柱を次々に中継しながら地上を走る回線網や、海底ケーブルや地下電線網など海や地面の下を走りまわる回線網の存在はよく知られている。回線網を走りめぐる情報や電力の信号は交流信号であることは重要である。この交流方式による送電は二コラ・テスラが提唱し、トーマス・エジソンの主張する直流方式を退けて

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「創発」現象と複雑系科学の立ち位置

「創発」現象と複雑系科学の立ち位置

デカルトの科学機械論やニュートンの自然の数学的記述の伝統は、現在も根強く科学の世界をおおって浸透している。天動説を覆したとされる地動説も、現在では天も地も動いているだけでなく天の動きのほうが地の動きよりもはるかに高速であることが明らかになっても、地動説のみが真実であるかのような錯覚から完全に抜け出ることができないのが現代人の先進的科学認識の脆弱性や限界をあらわにしている。不思議なことに機械論的還元

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「自己回帰」ということ

「自己回帰」ということ

これまでのブログのなかで、私の直近の研究成果を「再帰回路と同期振動」という表現を使って紹介しましたが、再帰回路とは神経ネットワーク活動の自己回帰性の解剖学的な表現です。まずそこで「自己回帰」ということについて改めて説明したいと思います。

音楽や絵画(造形芸術)は、聴覚や視覚を介してひとに計り知れない大きな感動を惹起しうるが、特定の思想を表現するにはその精度や自由度においておおくを期待することはで

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私の研究の紹介

自己紹介文に脳科学者を自称しましたが、具体的に何をやってきたのかお話をします。論文論文って偉そうに言うけれど何が書いてあるのか、ちゃんと素人にもわかるように説明してよ、という声が聞こえてきますので、そこを意識しながら少しずつ話をしていきます。そのさい、はじめから、途中でも、大きく横道に逸れて無駄話もしていきたいと思いますのでご勘弁ください。
 脳科学、神経科学、脳神経外科、神経内科、・・・、「脳」

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地雷を踏んだ論文査読の実例

地雷を踏んだ論文査読の実例

自己紹介文のなかで紹介アップロードしたプレプリント論文は、某雑誌に投稿して最終的に不受理になったものです。
 2名の査読者の評価は平均的にかなり好意的であり、1人は微修正を要望しましたが、いきなり受理でした。もう一人は、評点は即受理の査読者よりもむしろ高い総合評点をつけていましたが、非常にながいダラダラした感想のような指摘のような修正指示が付されていて、何とかなりそうだと思って、できるだけ意に添う

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学術論文が公刊されるまで

学術論文が公刊されるまで

学術論文の公刊はたいてい査読制度による査読審査受理認定を前提とする。そのことが個々の学術論文や全体的な公刊論文の学術的な質を担保するとされている。総論的には異論はなかろう。しかし・・・である。現実には、論文査読者は原則匿名であることからいろいろな問題をはらむ。
 特定の論文分野内容・研究者やグループに対して、その真の理由を隠蔽して、想像を絶するような批判や中傷、言いがかりが査読結果の講評として表明

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アップロードPDF解説

アップロードPDF解説

脳の神経細胞は、シナプスという特殊な接合構造を介して他の神経細胞と連結して、神経回路網もしくは神経ネットワークと呼ばれる網状複合体を形成しています。このネットワーク構成の特徴とそこで観測される電気活動の特徴の相関関係を考察した論文です。ヒトの脳に近い構造をもつげっ歯類ともっとも単純なネットワーク構成をもつとされる線虫との比較を通して、「再帰回路と同期振動」を脳神経構造機能の根本と考えました。

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ホームページと日記

ホームページと日記

noteブログは、日記としての自分の所感や行動の日々の記録だけでなく、自分専用の情報発信源HPとして使うこともできそうだ。
公表したい論文やまとまった見解を文書にしてアップロードしてアーカイブとしたり、その解説や要約を提示したりできる。
また論文PDFだけでなく、読者に見ていただきたい図や画像などを供覧したり、説明解説を加えることなどもできそうだ。
やってみよう。いろいろ試して、まずやり方やその限

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A recent paper in PDF

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AIBS Reports, 2022.
Neuroanatomical Motifs for Rhythmic Activity: A Hypothetical Topology Underlying the Interactions Among Real Oscillators.
Y. Kawai,

Please visit and see the blog, and download the

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自己紹介 Self-introduction

自己紹介 Self-introduction

隠退自称脳科学者。自由に脳のことや関連することがらについて話をしたいと思います。そのさいおもに自分自身のこれまでの研究成果や関連文献を踏まえてさまざまな脳に関する話題を提供していきたいと思います。さまざまな背景の人からの応答や批判が予想されますが、私の能力の限界によりそのすべてに適切にお応えすることはできないでしょう。あらかじめご了承をお願いしたいと思います。

Retired independe

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広告のない上品なnote

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広告の少ない上品なデザインのブログでたいへん気に入りました。
息長く自分のペースで継続していきたいと思います。

よろしくお願いします。

ファイルを添付できる機能に感動した。