共鳴
生まれてから死ぬまでずっと共にいてくれる 呼吸は人生の伴奏者。 全て失っても呼吸だけは共に在る。 時に癒し時に励まし影になり日向になって 最期まで見届けてくれる。 呼吸があればどこでも行ける。 呼吸があれば今ここに居られる。 波のリズムに合わせた振幅が 心の揺らぎを奏でてくれる。
良し悪しの、好き嫌いの、 そういった判断や区別は、 いっときの振れ幅。 様々な波の干渉の只中で息する。
人生は大きな振幅の中にある。 いろんなものを吸収して膨らんだら、 どんどん手離して身軽になる。 その過程で磨かれ輝く真理に出会う。 百人百様の輝く真理が待っている。
膨張と伸縮の繰り返しの振れ幅の中で、そっと、掌に残った僅か緊張を解き放つ。