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「言い訳するな!」というNGワード

今日はタイトルの通り、「言い訳するな」という言い方についてです。

これは発達障害部下に限らない話ですが、このワードってかなり困ってしまう事が多いです。

特に発達特性を持っている人の場合、言い訳するなと言われるとどうしたら良いか分からなくなり、強く萎縮してしまう事もあります。

本人としては、「原因の説明や報告をしているのに、、」と感じてしまう

こういったケースは多いと思います。

私も昔の職場で、ミスの原因や経緯の説明を求められて、説明をした際に「それは言い訳だろ」と言われた事があります。

そうすると、自分の中で説明と言い訳の区別がつかなくなってしまいます。

これは言い訳だから言ってはいけないのか?でもこれを言わないと説明にならない。

そういった思案を巡らせてしまい、余計に消耗してしまったり、別のところでミスを犯してしまったりします。

根本的な、〔なぜ起きたのか、再発の可能性があるのか、再発防止の為にどうすれば良いのか、それをする際にどれくらい工数がかかるのか〕にフォーカスをあてる

私もつい先日、ケアレスミスを犯してしまいました。

相手先に送るメールの内容で、エクセルの台帳から数字を転載するのですが、台帳の転載元を間違ってしまい、別の数字を相手先に送ってしまったという話です。

その際、私の上司は上のような観点から、再発防止案を考えてくれました。

ミスは必ず起きるもので、個人の努力よりもミスが起きる構造を変える必要があるという視点です。

結果として、エクセルの台帳に工夫を加え、転載元が一つに絞られる状態になるようにする事になりました。

確かにこのやり方であれば、同じ理由のミスは防げますし、何より理由の説明に対して改善策まで出す事ができ、仕組として以前より良くなっています。

説明を〔言い訳〕と感じる理由

これはいくつか有ると思います。

・普通にやっていればできるはず

・ちょっと気をつければできる事

・他の部下はそんなミスをしない

こう言った、自分や他の人ならと考えて比較すると、ミスの理由を聞く気にもなれなくなるといった理由はあるかもしれません。

ですが、その〔普通に〕という事が難しい部下も一定数はいます。

そして、そういった部下に対して「言い訳するな!」と言っても、あまり状況は改善しない。

そう思います。

もう一つ考えられる事

発達障害部下の言い分を〔言い訳〕と捉えてしまう理由として、説明が要領を得ないというものがあるかもしれません。

発達障害部下の特性として、何かの説明を求められると、抜け漏れ無く答えなければという気持ちが強く出てしまい、結果として冗長で起承転結の分かり辛い表現になってしまう事があります。

上司としては「それで結局何が言いたいの?」となってしまう事もあるかと思います。

こういったコミュニケーションの齟齬によって、言い訳と捉えられるケースはあると思います。

対応方法として

以前、傾聴についてお話をしました。

この〔傾聴〕のスタンスは、発達障害部下の説明を〔言い訳〕と捉えずに受け止める一つの方法だと思います。

部下がストレス無く働く事ができ、成果を上げ、上司が評価され、会社が利益を生む

こういった形ができれば、皆にとってベターになるはず。

私はそう考えています。


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