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発達障害部下と業務効率性について

今日は発達障害部下と業務効率性についてです。

仕事をする上で効率性はとても重要です。

しかし、発達特性が業務にマイナスに働く場合、効率性を求める事が逆効果になる場合もあります。

ワーキングメモリが弱い場合

発達特性を持っている人の中には、ワーキングメモリが弱い人がいます。

※ワーキングメモリとは、一時的に脳に保管できる情報量の事と考えて下さい。

私もその中の一人で、よく「あれ?自分何しようとしてたんだっけ?」となる事があります。

また、お使いを頼まれたら3つ以上のものを覚えておく事ができません。

こういう特性を持っている人は、物事を一時的に覚えておく事が苦手な為、それを補う為に頻繁にメモを取ったり、作業進捗を細かく確認する事があります。

この歩幅が定型発達(いわゆる健常者)の人と異なる為、発達特性を持っている人と定型発達の人が同じ仕事をすると、仕事のペースにズレが生じる事があります。

こういったペースのズレに対して本人がマイペースを貫く事ができれば問題無いですが、他の人のペースに合わせようとすると、大きなミスに繋がってしまいます。

業務効率化の前提

業務効率化を考える際、基本的にワーキングメモリは平均的にある事を前提にして考えられる事があります。

しかし、ワーキングメモリが弱い人にとっては、敢えて何度も確認する、一つずつ作業をするといった事が必要な場合があります。

また、[仕事は並行して進めるものだ]と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、これが極端に苦手な人も多くいます。

上司から受けた指示を忘れる

そういったケースもあります。

メモを取れば良いと思う方も多いでしょうが、意外と部下がメモを取れるように話してくれる上司は少ないです。

そのため、メモが追いつかない部分は記憶を頼りにして、メモを完成させようとする。

そこに電話が鳴り、対応に迫られる。

終わった頃には、何の指示を受けていたか分からなくなってしまう。

こういった事も珍しくはありません。

上司としてどうするか

まずは部下の仕事を見て、そういった特徴が無いか把握してみる事をお勧めします。

そういった特徴があり、改善も難しいと言う場合は、いっそやり方から全て本人に任せてしまうのも一つの方法です。

その上で、期限を超えないように適宜状況を見るというのも良いやり方だと思います。


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