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嫌われたくないリーダーで良いのでは?

前回の続きです。


嫌われる事を目的にするのは間違ってるし、嫌われている事を省みなくて良い理由にはならないというお話をしました。

リーダーとマネージャー

私は以前、発達傾向のある部下を持つマネージャー向けにマネジメントのお話を書いていました。

ですが、リーダーと言うとまたニュアンスが変わってきます。

マネージャーの仕事はマネジメントであり、それはどちらかと言うとバックアップだったり部下が自発的に育つようにする事だと思っています。(あくまで私の思うイメージですが)

一方、「リーダー」と言うと『率先』と言うニュアンスが強くなるイメージがあります。

その為、例えば会社の役職者をリーダーとみなすかと言うとちょっと微妙な気がしています。

また、政治家の人達をリーダーと捉えるのも何となくしっくりこない部分はあります。

リーダーと言って一番しっくりくるのは、ワンマン企業の経営者などでしょうか。

大半のリーダーは中間管理職

恐らくそうではないかと思います。

その場合、嫌わても良いって本気で思うのはあまり良いとは思えません。

なぜなら、自分を嫌ってる部下が自分と同じ立場に立つ可能性が非常に高いからです。

もちろん、「昔はリーダーの事嫌いでしたけど、同じ立場になったらあの時のリーダーの気持ちは良く分かります」と思わせる事も可能だと思います。ですが、嫌われているところからスタートしているので、そこに特別な力関係を働かせないと(例えば年次など)、嫌われたまま立場が逆転してしまう可能性も十分にあります。

それでも嫌われる覚悟があるなら凄いと思いますが、大抵のリーダーはそこまで思ってはいないのではないでしょうか。

「韓信の股くぐり」という諺

昔読んだ話で、この諺がありました。

ざっくり言うと、韓信という昔の中国の若者がゴロツキに煽られ、悔しい思いをさせられた。その悔しさをバネに出世する事ができた韓信はゴロツキに感謝し、出世させたというお話です。

※私が読んだ話なので、実際の文献がどうかは分かりません。

このゴロツキみたいになりたいリーダーって意外と多いんじゃないでしょうか??

誰だって人に嫌われたくないですし、自分を嫌ってる人が自分より出世したり、自分の上司になる事は大きなリスクです。

なぜ嫌われる必要があるのか?

この質問をすると、「嫌われてでも教えなければいけない事があるから」と答える方は多いと思います。

確かにそれも正しい事です。

ですが、ベストなのは嫌われずに教えきる事で、その為に何をしたかではないでしょうか。そこを模索せずに暗に「嫌うんじゃないぞ」というメッセージを送り続けるのはあまり健全には思えません。

「上司と部下が友達になってしまってはいけない」という考えもあるでしょうが、それは最終的に会社が不利益を被ってしまうからであり、上手くいくのであれば上司と部下が友達でも良いのではないでしょうか。


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