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発達障害部下と自己許容感について

先日、自己肯定感というテーマでお話をしました。

発達障害部下のマネジメントの中で自己肯定感は非常に大事なキーワードです。

しかし、私は自己肯定以外にも、[自己許容](造語です)という概念も必要になるのではないかと思います。

自己肯定感というのは、どちらかと言うと[自信]に近いものです。

それがあれば前向きになれるし、エネルギーにもなる。そういうものだと思います。

それに対し自己許容感は、言い換えると「失敗してもいいや」と、失敗する自分を自分自身が許容するイメージです。

どちらかというとネガティブにならずにいる為のもの、エネルギーの消費を抑えるものというものですり

そしてこの自己許容のキャパシティが仕事で大きく影響をしてきます。

例えば、小さな失敗でもトラウマ抱えるレベルで落ち込んでしまい、その後もずっと引きずったり、何もできなくなってしまう

こういう部下っていませんか?

彼らの中では、失敗をする事が自分が命を落とすよりも大きな事だと感じる人がいます。

そういう人達は、自分の人生や命に対する見積もりが低く、失敗して相手に与えた損失と相殺しきれないと考える傾向があります。

また、このような例はいかがでしょう

上司A「ここで踏ん張ってこの困難を乗り越えられないと、ウチの社員として失格だ」

先輩B「うちの会社でやっていけないやつはどこに行っても使い物にならない」

こういう情報をインプットされた時

「この仕事で失敗したらこの会社の社員として失格になってしまう」

⇨「この会社でやっていけないならどこに行ってもやっていけない」

⇨「この仕事で失敗したら死ぬしかない」

というロジックになってしまいます。

それって「お前死ねって言われたら本当に死のうとするのか?」みたいな幼稚な話だろ


そう思うかもしれません。

幼稚に思えるかもしれません。

でも本人は至って真面目に、ロジカルに上記の3段論法を踏むのです。


[◯◯でもいい][◯◯したっていい]はマジックワードです。

私はこの言葉が好きで、できる限り物事を上の2つのワードで片付けようとしています。

仕事で失敗したなら、「失敗を落ち込んだっていいし、落ち込まなくてもいい」

辛い事があれば「悲しんだっていいし、楽しい事をしてもいい」

という具合です。

この[◯◯でもいい][◯◯したっていい]という言葉には自由があります。

どちらを選んでも、自分で自分を否定しなくて良い選択なのです。

発達障害部下のマネジメントで、このマジックワードをぜひ広めて行きたいと思っています。


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