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発達障害部下が天才でなかったとしても

発達障害者=天才?

最近、このように言われる事が増えてきたように思えます。

例えばアップルコンピュータの創業者スティーブ・ジョブズ

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツなど

有名な天才は発達障害者が多いという話があったりします。

また、タレントさんでも発達障害をカミングアウトする方が増えているようです。

私はビル・ゲイツについてはいくつか逸話を聞いたことがありますが、確かに発達障害の特性に似た話はいくつかあります。

では、発達障害者は皆天才なのでしょうか?

もしくは表に出なくても何かしらの強い才能を持っていて、それは商業的な価値の高いものなのでしょうか?

皆が違った才能を持っているという観点で見るなら、発達障害者も何かしらの才能はある

私はこのように考えています。

極めてミクロな観点まで粒度感を絞れば、人より秀でる部分はあるかもしれません。

でも、それって発達障害者に限らず皆そうなんですよね。。

発達障害者はどこかしら高い能力を持っている人は多いけど、それが商業的な価値になるようなパッケージングできるかは人それぞれ。

このようにも思います。

私の知人(発達障害当事者)で、びっくりするくらい絵が上手い人がいます。

恐らくプロの絵と言って売れば買ってくれる人はいると思いますし、上手くいけば人気の画家になる事も夢じゃないのでは、と思ったりします。

ですが、彼は非常に遅筆で、一枚の絵を絵を描くのに1年くらいかかるそうです。

それでも純粋な画家としてなら可能性もあるかも(?)ですが、彼が専門で書いているのは漫画です。

そうすると1話が書き終わるまで何年もかかってしまうのです。

彼は間違いなく絵の才能があります。

ですが、彼の絵の才能を商業的に活かす事はできるでしょうか?

別の例を挙げます

例えば私は金属のカチャカチャした音や金属同士の擦れる音が苦手です。

その為、金属のフォークとスプーンで食事をするのが苦手です。

これは、特定の音に対して感覚が過敏であるという事で、捉え方では才能です。

逆に、よく皆さんが苦手と言う[黒板を爪で引っ掻く音]は平気です。これも才能と言えるかもしれません。

では、カチャカチャ音に敏感な事が何かに役立ちそうでしょうか?

黒板を爪で引っ掻く音が平気な才能が役に立つシチュエーションて、何か思いつくでしょうか。

発達障害者の才能は、ある意味こういうものが多いのではないかと思います。

とは言え違いを活かす事もできる

参照元を失念してしまいましたが、肌の感覚過敏な方の感覚を活かして、肌に優しい生地の開発に役立てるという記事を読んだ事があります。

例えば感覚過敏であれば、このような活かし方はあるかもしれません。

また、以前のnoteでもお話しましたが、発達障害者の特性を活かしてマニュアルの整備や業務改善をするというのも可能性はあると思います。(もちろん、個人の特性によりますが)

才能を見つけられたらしめたものだけど

発達障害に限らず、表出しない才能を見つけて形にする事はかなり難しいです。

ですが、これからのマネジメントの中で個人の特性を見つけ、前向きに活かす事は非常に大事になってきます。

まずは部下のもつ違いを把握し、その活かし方を考える。

そういった観点が必要になるのではないでしょうか。

もしそれができれば、マネージャーとしての成功に大きく前進するはずです。

その為の入り口として、発達障害部下のマネジメントを考えてみてはいかがでしょうか。

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