お勧めの試験勉強法について(後編)
前回の続きです。
前回までは、具体的な対策方法についてお話をしていました。
今回はモチベーションについてお話します。
嫌になったら止める。でも再開する。
私は発達特性もあり、一つの事に集中し続けているのが苦手です。
その為、勉強にしても作業にしても、集中して一気にやり遂げるのが本当に苦手です。
そう言うとマルチタスクが得意なんじゃないかと思われそうですが、決してそんな事は無く、ただ興味の向き先や思考のスイッチが頻繁に切り替わってしまうだけです。
※恐らく本当にマルチタスクな人は、それらをコントロールして効率良く思考を切り替える事ができたり、同時並行で思考の処理ができる人です。
その為、試験勉強にしても集中して行う事が難しい為、それを前提にして対策をたてています。
それが、嫌になったら止めて別な事をして、また再開すると言う方法です。
これは私だけなのかもしれないですが、無理に集中して勉強しないといけないと思ってしまうと、最終的にモチベーションがもたない事が多いです。
分かりやすく言うと、勉強の負荷に対して防衛機能が働き、やらない言い訳を自分で作ってしまうのです。
その為、勉強時間はそれなりに長時間を見積ながら、途中途中で別の事をさしはさみつつ進めると言うやり方を取っています。
特にこの方法は暗記ものの試験と相性が良く、記憶の定着には一時的な忘却が必要になりますので、違う事をすると言うのはその意味でも役に立ちます。
個別の勉強方法を模索する。
これも非常に重要なポイントです。
その人に適した勉強の方法はそれぞれ異なります。
私の例はあくまで一例ですので、理想は自分にあった方法を取る事が良いと思います。
例えば音楽を聴きながら勉強する事は効率が悪いと言われますが、長続きするならそれも一つの方法ですし、私のように音楽をかけなくても他の事に意識が飛ぶ人間からすれば、勉強内容と音楽の情報だけが頭に入って来る状態はむしろ集中しやすいのかもしれません。
また、応用情報技術者試験について言うのであれば、このサイトは非常にお勧めです。
このサイトでは、歴代の過去問を解く事ができるのですが、UIが非常に良くできており、まるでクイズアプリで遊んでいるような感覚で進める事ができます。
もちろんスマホにも対応していますので、通勤時などのスキマ時間でも進める事ができます。
私はこれを過去5年分程やって、どれも70点以上取れるようにしておきました。(それ以上は問題のトレンドがかなり変わってしまうのであまりお勧めはできないかもしれません)
モチベーションの元は遠くの合格よりも、日々の点数アップ
一般的に発達傾向の強い人は、遠くの目標達成に対しての報酬効果が薄いと言われます。
分かりやすく言うと、将来の年収アップに繋がるとしても、資格取得の勉強をするモチベーションにはなりにくいのです。
その為、合格を目指して日々の勉強を積み重ねると言うより、日々の点数アップを目指す事の方が向いているかと思います。
誰でも試験の点数が上がれば嬉しいものですし、自己肯定感も高まってきます。
それを積み重ねていくと「もしかするとこのまま上手くいけば合格できてしまうかも?」と言う欲が出てくるものです。
その欲を上手く引き出す事が、試験勉強では重要になります。
とはいえ本当に嫌になったら止めても良い。
私はそう思っています。
試験はあくまで試験です。
確かに、試験に合格できる人はある程度知能的に優れているとは思いますし、中には勉強をほとんどしなくても難関大学に合格できるような人もいます。
ですが、それが全てではないです。
例えば私は発達障害の検査で物の認知能力や、目の前の景色から文脈を読み解く力が低いと言う事が分かっています。
ですが、それが全てだとは思っていません。
試験勉強も、人間の能力の一部を切り取って点数に換算しているだけの事。
基本情報技術者試験落ちたレベルで応用情報技術者試験に合格したのがその例です。
そう考えています。
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