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慌てる発達障害部下に対してできる事

今回は慌てる発達障害部下に対してのお話です。

仕事でミスをした時

締め切りに追われている時

想定外のアクシデントが起きた時

こういった時、誰しもいつも通り冷静でいる事は難しいと思います。

そして発達障害の人にとって、このシチュエーションは更に厳しいものになります。

仕事でミスをすると、思考の9割以上がそのミスに引っ張られてしまう

ここで言う9割というのは私の体感です。実際に9割なのかは分からないですし、個人差もあると思いますが、イメージとしてお考え下さい。

先日もお話しましたが、私は仕事でミスをしてしまいました。

そして、ミスのリカバリーの為相手先への謝罪文を作成していましたが、他の仕事も並行で進める必要がありました。

ですが、他の仕事は一向に手が付かず、頭の中では「なぜミスをしたのか」という考えが渦巻いていました。

謝罪文の作成でさえ、書き上げるのに相当苦労していたと思います。

普段であれば、退社直前に翌日にやる事をまとめてPCのリマインダーに残しておくのですが、それも全く手につかず、辛うじて付箋に単語単語だけ書き残して会社を後にしました。(謝罪文は何とか書き上げました)

頭の切り替えが中々できない

これは私の特性でもあるのかもしれないですが、大きな失敗をしてしまった後、他の事が全く手につかなくなってしまい、視界が狭くなった感じになってしまうというものがあります。

また、元々弱い短期記憶が更に弱くなってしまい、今自分が何をやるべきか、何を優先すべきか考える事ができなくなってしまいます。

上司ができるフォロー

もし同じような状態の部下がいたら、まずは状況をヒアリングする事が重要です。

ただしその際、本人は頭の中が整理できていないという事があります。

理想は話を聞きながら、本人の頭を整理させる事が良いかと思います。

その上で、他の仕事との優先順位を考えて業務の指示を出す。特にミスのリカバリーに対してはある程度細かい指示をしても良いと思います。

発達障害の人の中には細かい指示が苦手な人もいますが、こういった場合はむしろ指示を細かくした方が、安心感に繋がると思います。

最後に、忘れないようにメールやチャットで指示を残してあげるとベストです。頭の中がパニックになっている場合、仕事の指示を受けても頭に残っていない場合がありますので、リマインドの意味も含めて残しておくと、二次被害を防ぐ事に繋がります。

そこまで手をまわす余裕が無い

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

仰る通り、忙しい上司の方がそこまでフォローできる環境はそう多くないかもしれません。

ですが、こういった事を意識するだけでも、本人に対する理解に繋がっていきます。

私はこのnoteで発達障害部下のマネジメント術を発信していますが、基本姿勢として、上司の方の負荷を極力増やさないようにする事を前提にしています。

様々な事例や対応をご紹介していますが、それらはあくまで、ご自身が負担にならない範囲で行って頂ければと思っています。


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