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発達障害者が企業で働く理由
前回の記事の続きです
発達障害者に起業家が多いという統計があるけど、起業に向いているかは人それぞれと言うお話をしました。
新卒入社時について
皆さんは入社時の事を覚えてますか?
私は大学を卒業し、今の会社に入社しました。
その時は、尊敬する先輩や同期達と一緒にお客様の為になる事をしたいと思っていて、独立したいといった気持ちは特にありませんでした。
同じように、入社時に色んな事を夢見ていた方は多いのではないでしょうか。
そしてそれは発達障害の人も同じです。
企業で働きたい理由
以前お話しましたが、発達障害の人には幼少期に家庭環境で上手くいかなかった人も多くいます。
そういう人の中には、会社をある種の[家族]のような居場所と捉える人もいます。
そういった人であれば、入社時に上のような理想を強く持っているのではないでしょうか。
独立という選択肢もとても良いですが、企業勤めという選択肢もあって欲しい。
その人が本質的に起業が向いていて、本人も独立を望んでいるなら起業はアリだと思います。
ですが、入社時に企業に勤めて活躍する事を夢見ていたなら、それが叶って欲しい。そう思います。
企業に求められるもの
働き方改革が推進されている事もあり、企業という組織の在り方が見直されつつあります。
先進的な会社では、社員全員分の先を用意せず、常に何人かは在宅勤務しているような体制にしているところもあります。
また、業務のアウトソーシング化も進んでおり、昔のように新卒プロパーの社員を中心に業務を行う必要も無くなってきています。
そんな中で、企業がどうあるべきか。
そのポイントが、社員のエンゲージメントにあると思います。
上でお話したような帰属意識を会社に求める人はまだまだ多いです。
また、やはり多くの人は何かしらの組織の中で、組織に貢献したいという欲求を持っています。
そういった人達のニーズを満たす事が、これからの会社に必要なのではないでしょうか。
もちろん、会社勤めに合うか合わないかは人それぞれです。
会社勤めに合わないなら別の生き方を探す事ができれば良い。
でも、フリーランスの人が「起業したいと思ってたんじゃなくて、会社勤めが無理だから起業した」と言うのを聞くと、喜ばしい反面で少し勿体ないとも感じてしまいます。
もし会社がもっとその人を活かす事ができたなら、その人は元々持っていた理想の未来があったのかもしれない。。
そういう風にも思ってしまいます。
[会社勤めでもいい、起業でもいい]が私の理想です
この[〇〇でも良い]という言葉がとても好きです。
一昔前は、大企業のエリートサラリーマンが1番と言われていました。
その流れは今も変わりませんが、今はベンチャー起業家も同じかそれ以上に世間から評価されているように思えます。
私はそのどちらもアリだと思いますし、どちらの人生も選べるようであって欲しいと思います。
それだけではなく、一般企業で働く会社員、いわゆる平凡なサラリーマンという選択肢も素晴らしいと思います。(困り事を抱えた発達障害者にとってはある種の憧れでもありますし、、)
それらは決してお互いの生き方を否定するものではなく、選択肢であって欲しい。(もちろん様々なハードルはありますが、、)
そう考えています。
その為には、会社の在り方も再度定義する必要があります。
そして、その最前線にいるのが、マネージャーの方々です。
マネージャーに求められるものは非常に多いです。
だからこそ、今の色々なマイナスをプラスに転じる事ができるのは、現場のマネージャーだと思っています。
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