発達障害部下とタスク管理について
今日はタスク管理についてのお話です。
最近ブログでタスク管理の方法について書かれている方が何人かいらっしゃったので、私なりにもこのテーマについてお話したいと思います。
※とは言え私自身はタスク管理が上手い方ではありませんので、あくまでケーススタディと思って下さい。
短期記憶の弱さ
私の場合、短期記憶が非常に弱く、お遣いでも3つ以上のものを覚えていられない程です。
その為、仕事をしている中でも、「あれ、今何しようとしてたんだっけ??」となる事が非常に多いです。これは特に疲れている時に顕著に現れます。
しかも、様々な事に気が散りやすい特性も相まって、なかなか厄介な事になります。
覚えてはいられないけど、思い出す事はできる。
上述の通り、短期的な記憶として覚え続ける事は難しいですが、思い出す事はできます。
その為、覚え続けるではなく、思い出し続ける事で短期記憶の弱さをカバーしているように思えます。
〔タスク化〕と〔セーブポイント化〕
私はタスク管理を〔タスク化〕と〔セーブポイント化〕だと思っています。
〔タスク化〕とは、入ってきた情報をタスクとして認識する事です。
例えば客先からある相談を受けた場合、〔相談に答える〕というタスク化ではかなり曖昧になってしまいます。これは忘れてしまうか、先送りにしてしまう原因になってしまうので注意が必要です。
その場合
1.期限を設定する。
2.相談内容について、自分で事前調査が必要な事を洗い出す。
3.事前調査が必要なものは調査しておく。
4.上司に相談する。
5.上司のコメントを受けて客先に返答する。
この1~5を、いつでも思い出せるように電子データに残すようにしています。この残す行為が〔セーブポイント化〕です。セーブポイントとは、RPGゲーム等でよくある、〔この場所にたどり着けばこの時点までの状態を保存する事ができて、いつでもやり直す事ができる場所〕を指します。
セーブポイントの場所はほぼ決めていて、仕事中に細かい頻度でそこを見て、忘れている事が無いか確認し続けています。この確認作業をするのは癖付けが必要です。
とにかく〔自分が覚えられない〕事を前提にする
私は仕事の中でも、今自分が何の仕事をしようとしていたか忘れてしまう事や、どこまでの手順を進めていたかを忘れてしまう事が多く有ります。
そういった時の為に、作業時には進捗を確認する手順があるかを考えるようにしています。
そして、忘れてしまった場合はそれを確認し、場合によってはどこかの進捗地点まで切り戻して作業を行う事も有ります。
マネージャーとしてできる事
上記のタスク化はマネージャーが手助けできる部分でもあります。
仕事を渡す際、部下がそれをタスク化できているか確認する事で、指示が正確に伝わっているかの確認ができます。
そしてこのやり方は、発達障害部下に限らず、定型発達(いわゆる健常者)のマネジメントにも応用する事ができます。
こういったタスク管理には様々な手法がありますので、ぜひご検討頂ければと思っています。
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