わたしと本と同人誌、そしてアニメ

小さい頃から、本が好きだった。

ご存知の方も多いかと思うが、絵本『ぐるんぱの幼稚園』は、祖母の家にいた頃に母からもらって読み、大泣きをした。ひとりぼっちの象、ぐるんぱの悲しみ・寂しさと、自分の寂しさが共鳴したのだと、今ならわかる。

こちらも多くのファンを持つ絵本『ぐりとぐら』シリーズは全巻持っていて、高校に上がってからも引っ張り出してきて読んだし、『あらしの夜に』シリーズは小学校1年の夜に読み、やはり大泣きした思い出が未だに残っている。

少し話がずれてしまうけれども、『ともだちや』シリーズも面白いし、『からすのパンやさん』や『だるまちゃんとてんぐちゃん』などで有名なかこさとし先生の絵本は小学生までに触れておいてもらいたいと思っている。

個人的に歯科助手として働いているのもあり、『はははのはのはなし』はちょっぴり怖いけれど、歯の大切さがよく分かる名作であるから、もし、これも読んでくださっている物好きな方でお母様お父様などがいらしたら、ぜひ購入し、お子様と一緒に読んでいただきたい。大人にもしっかり刺さる絵本こそ、紙で、実際に触れられる形で残していくべきである。


話が随分と逸れてしまった。ともかくこう言った感じで、本はずっと好きで読んでいる。社会人になってからは、時たま本屋に行って、6〜8冊ほどの本(ハードカバータイプのものが多い)をドカンとレジに積み上げるのが楽しくてたまらない。

漫画ももちろん好きだった。『紳士同盟クロス』やが記憶の中で最も古いお気に入りの漫画だ。『家庭教師ヒットマンリボーン』と出会ってからは本格的に『ヲタク』となり、天野先生の絵を模写するようになった。そこからイラストを本格的に描き始め、画材を集め始め、コピックや付けペン、トーンなどを使って描くようになった。

当然、アニメも好きになった。一番古い記憶は、『おジャ魔女どれみ』である。またヲタクとしての基礎を鍛えてくれたのは『カードキャプターさくら』なのは間違いない。本格的なヲタクから腐女子へと成長させてくれたのは『イナズマイレブン』シリーズである。そうして社会人になったわたしは東京ビッグサイトへ赴き、オンリーイベントで同人誌を買い込むことになるわけである。

その傍ら、高校3年の時にアニメ情報誌『アニメージュ』へ投稿した初音ミクのイラストが掲載され、なんと「ファンコール(読者から作者への応援コメントのこと)」までいただく事態に発展していた。そこから1年ほど投稿し、掲載し続けていただいたことは、未だにわたしに勇気を与えてくれる。

今でこそ描く時間、書く時間は減ってしまったが、twitterやpixivに短い同人小説や漫画、ファンアートをアップしていたことは、のちに演劇をすることに大きな糧となっていた。

こうしてnote.を書いていることもまた、繋がっているのだと思う。



すべてのことは、繋がっている。

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