見出し画像

食事の基本③

今日は食事のリズムについてお話します!

画像1

Q:皆さんは一日何食、どのタイミングでとりますか?

食事は 朝・昼・夕 の三食、他にも少量をこまめにとる方、昼・夜だけの方、食事をとるタイミングは様々だと思いますが、

理想は 朝・昼・夕 の三食といわれています!


画像2


Q:ごはんを規則正しいタイミングでとる意味はあるの?

朝食・昼食・夕食の中で、最も重要なのが朝ごはんです!

人間には体内時計がありそれを司る”時計遺伝子”というものがあります。

それによってカラダに刻まれるリズムをサーカディアンリズムといいます。


私たちが生活している1日は24時間ですが、実はこのサーカディアンリズムは24.1時間と0.1時間のタイムオーバーがあります。

そしたら、体内時計は日に日に狂っていくのでは…??と思いますが!

画像3

そこでこの0.1時間のタイムラグをリセットする役割をするのが朝ごはんなのです!!

朝日を浴びてしっかり朝ごはんを食べることで、脳にある時計遺伝子と体の細胞にある末梢時計遺伝子をリセットすることで規則正しいカラダの一日が始まるのです(^^)


Q:しっかり朝ごはんを食べるなら、なんでもいっぱい食べてもいいの?

食事のリズムと質の話になりますが

ご飯を食べると血液中の”糖”の濃度が上がります、それをカラダの細胞に蓄えて糖の濃度を下げるのが、インスリンです。

画像4

このインスリン、血糖値が急激に上がれば急激に分泌され、血糖値が穏やかに上がれば、穏やかに分泌されるという特徴があります。

そのため、ごはんをドカ食いしたり吸収の速い糖(単糖・二糖類)砂糖を多く含む食べ物を多く食べるとすぐに血糖値が上がってしまいます。

画像5

インスリンの作用を思い出してみると、血液中の糖は体に蓄えられます。

必要以上のものは使われず、脂肪に変わってしますのです…((+_+))

そのため、食事はごはんをしっかり噛みゆっくり食べることが必要なのです。

画像6

ちなみに朝ごはんは、お米とたんぱく質のものを組み合わせるとリセット効果が高いみたいです(^^)


Q:時間が遅いけどどうすればいいの?

画像7

仕事によっては夜勤だったり、3交代制の仕事でなかなか食事が規則正しくできない方もいると思います。 

ある実験で、朝・昼・夕を規則正しくとるグループ・固定の夜勤労働によるリズムの食事・食事のタイミングがバラバラのシフトワーカーの食事、の3グループでの虚血性心疾患のリスクの比較が行われました。

なんと、結果は朝・昼・夕規則正しいグループに比べ、夜勤労働グループは少しリスクが上がるもののほぼ変わりはありませんでした。

そして、シフトワーカーグループは規則正しいグループと比べると、虚血性心疾患のリスクが2.3倍も高かったのです(*_*;

画像8

このことから、食事のリズムがいかに大切かわかりますね(/_;)


かといっても、食事のために仕事を変えるわけにもいきません。

ある実験では、栄養バランスの整った食事グループ・糖質の多い食事グループ・たんぱく質の多い食事グループ・脂質の多い食事グループ、それぞれにバラバラのタイミングで食事をとってもらった結果…

糖質の多い食事グループ・たんぱくの多い食事グループ・脂質の多い食事グループは病気のリスクが上がったのに対し、栄養バランスが整った食事グループではそのリスクがあまり上がらなかったのです!

画像9

これから分かるように、どうしても固定されたリズムで食事がとれない場合には、極力食事の質(バランス)を整えることでそのリスクを下げることが出来ます!!(^^)/

食事の質については、前回の記事の『食事の基本⓶』に書いてありますので合わせて見てみて下さい(^^)

画像10

これで食事のリズムのお話は終わりです!

まとめとして、朝・昼・夕の三食を決まった時時間に食べる。その中でも朝食は体内時計をリセットするために重要な役割をするということと、決まった時間に食べれない方は食事の質に注意してみるということでした(*^-^*)


次回は、食事のリズムとインスリンの関係について話していきたいと思います!

ご高覧ありがとうございました(^^)


#食事 #基本 #栄養 #サーカディアン #リズム #体内時計 #時計遺伝子 #家庭 #医学 #ダイエット #スポーツ #トレーナー

#整骨院 #医療 #健康 #料理


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?