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そあ
2021年5月21日 21:30
夢なんて重くならないうちに 綿毛みたいに飛んでしまえばいいのにさ いつまでも涙を吸い込んで ぐずって 情けなくって 散っていけないのよ 交差点 うつむいて下がる前髪 白い軽トラックのライトがスローモーション イエローグリーンの光に僕の亡霊だけ轢かせておいたんです あの扉を開けたらあの子がいて だらしなく口の端を上げておかえりって言うんだ 薔薇の棘でトびたいっていう君は
2020年6月3日 20:45
瞳を凝らして見つめた 道路の先に気球子供の頃から飛び立たないまま道化に目的を求めては 一人傷ついて仮面が割れ落ちる 歪な音がうるさい 3階のアパートの誰かの部屋にはまだ明かりがついていてベランダの椅子で 出ない煙を吸うのでしょうドーム型の白い月と青狂いだした昼下がりに 手を振っていたなら一方通行で 友達になってくれますか 運ばれていく 透過した雲の一群が意識のない
2020年5月31日 22:01
3、2、1 アンサーの次に Q倒れた写真立て カーテンは風を逃がす目隠しされた籠の鳥の自由は 空想の世界君はそれを 幸せじゃないと言うの 虹がかかるときの 光と街の不調和思い出した 知っていた これは救済の前触れ 今年最初の入道雲を見て青くハイライトされた空に怯えた あの日 君が 切り落とした封筒から サルビアの花びらが飛び散った約束なんてしていない僕はいつだっ
2020年5月22日 21:05
悲しみの石を 夜の海に投げ捨てたあの光の溜まり場まで 飛んでいっただろうか喜びは離着陸 悲しみは操車場 片翼の天使 一輪の花に 飽きてしまった 喜怒哀楽はレンタルだから いつまでも待っていてはくれないの感情のクローゼット ノスタルジアの甘い毒取り出しては 身につけて 眺めてこの身にも君の心にも 戦闘服があるのでしょう 何も感じなくなるのを待っていた囚われていた 君が幸せにな
2020年3月18日 22:01
あいつが二曲弾き終わる前に飲み切ったよ 感傷夢見がちガールズ ミーツ 夢見がちボーイズ譜面台から 腐り掛けの林檎が落ちたら 大発見ねぇ気づいてる 僕ら出会った時から他人だった メロウな青に染め上がって 心拍数はBPM120狭くて暗い場所で 君の表情が明るく見えた五線譜の隙間から あいつの夢が溶け出したら白くて何も無かった 君の手のひらに 血が通う 君を救うものが全て 僕であれば
2019年12月12日 23:35
ぶっ壊れた翌日だって 一人で起きられるように 君の好きなパンを買って 眠るんだ君が触れたものは 何だって偽薬になるから 私を強くして あと一日しか 生きられないかも この目覚ましかけたら 明日目が開く おまじない信じれば 嘘だって 真実だって 何だって十字架白い嘘 捕まえたまま 手が離せない 群像劇のカメラ裏で 泣いた日のナイフ遮断機の処刑台に 引っ張られていく 妄
2019年10月29日 07:34
約束した未来は 今じゃもう君が写っていない写真の中で 色褪せていつか から始まる空想を 信じていたのは僕だけだった 妄言にまみれた紙のページ破って 捨てるこの目に見えるものは 何も変わりはしないのにサイコロ 振っても振っても 自分のターン早送り 頭出し どのシーンも ありきたり 早く幸せになって 人生ゲームから降りたいかい 一抜けしたら勝ち 簡単な遊びに見えていた 青信号
2019年10月22日 01:00
二人の世界が消えて 思い出した君に出会う前は 一人だったってこと君に出会わなくても 一人だったってこと 時間 空間 紙とペンに置き去りの全てが言葉を覚えて 思い出話に花を咲かせて君と僕しか知らない記憶を語り出す全部見てたのは この部屋 盲目 応急処置の反動 嘲笑う子猫 何もかも積み重ねて 何もかも崩れて どうしてくれるのさ感情 回線がショートして 叫ぶ、振りをした 真っ
2019年10月23日 23:31
写実主義者のキャンバスは新聞記事夢を見ない空が 暗転して、明滅。流れ星と飛行機を間違えない正論を信じる君は 僕みたいで 大嫌いだよ街灯に呼ばれる蛾の集団心理明るければ 何でも良いなんて単純な本能に 突き動かされて夕闇にしらしら チョークの粉が舞う息を止めたら 負け 神様に手を抜かれただけなのに同情するよ 理解者が居ないから群がるんだろう誰かが渡したプレゼントが今日も
2019年11月11日 21:01
僕を憎んだら 君の自我は保たれるの何にだって牙を剥く君は 僕が羨ましいんでしょうハートのクイーンの配役は 哀れな子供君に僕の首は はねられない 全部辞めてしまえばいいのに仮面で笑いかける徒労に 付き合わされる徒労醜い ひび割れた感情の裏側まで見透かしてるよ 分かってて騙されてるから 楽したいから 流すだけ 文句ある 君も同罪だけど バレてないフリが上手いね 束縛され
2019年11月5日 23:19
空になったシャンプーみたいだよ君から注がれる愛ってこれでもう終わりなの?どっかで貰った試供品で繋いでいく1週間新しいの探す前に試すだけ試すって話 汚ったない感情が真っ白い泡香りで誤魔化してる 全部忘れた気分になってるどれでもいいけど 今までとは違うやつそれさえ叶えば 何でもいい 忘れたい忘れたい忘れたい 期待もないから一回きりでいいんだよ使い切るには多くて 二回使うには少な
2019年10月20日 21:19
瞬間刹那的に病む 新宿西口ねぇ 学生 自分で働いてみてから 募金箱抱えなよ 君じゃなきゃ この傷 埋まらないから君に会いたいって それだけじゃ 二人 会う理由には ならなかった日曜日間に合わせの愛情だなんて 寂しさの埋め合わせだなんて 君から貰う全てを そんな風には 思っていないのに伝わらなかったのは 気のせいにして 翳る 青信号 19SSの新作を着てるハリボテ白い