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#空回る

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普通になれなかった、
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#恋愛

薄紅花葛/usubeni hana kazura

薄紅花葛/usubeni hana kazura

夢なんて重くならないうちに 
綿毛みたいに飛んでしまえばいいのにさ 
いつまでも涙を吸い込んで ぐずって 
情けなくって 散っていけないのよ 

交差点 うつむいて下がる前髪 
白い軽トラックのライトがスローモーション 
イエローグリーンの光に
僕の亡霊だけ轢かせておいたんです 

あの扉を開けたらあの子がいて 
だらしなく口の端を上げて
おかえりって言うんだ 
薔薇の棘でトびたいっていう君は 

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只、捨てて欲しかっただけ

瞳を凝らして見つめた 道路の先に気球
子供の頃から飛び立たないまま
道化に目的を求めては 一人傷ついて
仮面が割れ落ちる 歪な音がうるさい

3階のアパートの誰かの部屋には
まだ明かりがついていて
ベランダの椅子で 出ない煙を吸うのでしょう
ドーム型の白い月と青
狂いだした昼下がりに 手を振っていたなら
一方通行で 友達になってくれますか

運ばれていく 透過した雲の一群が
意識のない

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橄欖石/vivid

3、2、1 アンサーの次に Q
倒れた写真立て カーテンは風を逃がす
目隠しされた籠の鳥の自由は 空想の世界
君はそれを 幸せじゃないと言うの

虹がかかるときの 光と街の不調和
思い出した 知っていた
これは救済の前触れ

今年最初の入道雲を見て
青くハイライトされた空に怯えた

あの日 君が 切り落とした封筒から
サルビアの花びらが飛び散った
約束なんてしていない
僕はいつだっ

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南風と紗幕

悲しみの石を 夜の海に投げ捨てた
あの光の溜まり場まで 飛んでいっただろうか
喜びは離着陸 悲しみは操車場
片翼の天使 一輪の花に 飽きてしまった

喜怒哀楽はレンタルだから
いつまでも待っていてはくれないの
感情のクローゼット ノスタルジアの甘い毒
取り出しては 身につけて 眺めて
この身にも君の心にも 戦闘服があるのでしょう

何も感じなくなるのを待っていた
囚われていた 君が幸せにな

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251で終わる冬

あいつが二曲弾き終わる前に飲み切ったよ 感傷
夢見がちガールズ ミーツ 夢見がちボーイズ
譜面台から 腐り掛けの林檎が落ちたら 大発見
ねぇ気づいてる 僕ら出会った時から他人だった

メロウな青に染め上がって 心拍数はBPM120
狭くて暗い場所で 君の表情が明るく見えた
五線譜の隙間から あいつの夢が溶け出したら
白くて何も無かった 君の手のひらに 血が通う

君を救うものが全て 僕であれば

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蜉蝣は水底で

ぶっ壊れた翌日だって 一人で起きられるように
君の好きなパンを買って 眠るんだ
君が触れたものは 何だって偽薬になるから
私を強くして あと一日しか 生きられないかも

この目覚ましかけたら
明日目が開く おまじない
信じれば 嘘だって 真実だって 何だって十字架
白い嘘 捕まえたまま 手が離せない

群像劇のカメラ裏で 泣いた日のナイフ
遮断機の処刑台に 引っ張られていく 妄

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円球の賽は投げられて

約束した未来は 今じゃもう
君が写っていない写真の中で 色褪せて
いつか から始まる空想を 信じていたのは
僕だけだった

妄言にまみれた紙のページ破って 捨てる
この目に見えるものは 何も変わりはしないのに
サイコロ 振っても振っても 自分のターン
早送り 頭出し どのシーンも ありきたり

早く幸せになって 人生ゲームから降りたいかい
一抜けしたら勝ち 簡単な遊びに見えていた

青信号

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禍罪の日

二人の世界が消えて 思い出した
君に出会う前は 一人だったってこと
君に出会わなくても 一人だったってこと

時間 空間 紙とペンに置き去りの全てが
言葉を覚えて 思い出話に花を咲かせて
君と僕しか知らない記憶を語り出す
全部見てたのは この部屋
盲目 応急処置の反動 嘲笑う子猫
何もかも積み重ねて 何もかも崩れて
どうしてくれるのさ

感情 回線がショートして 叫ぶ、振りをした

真っ

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感傷採集

写実主義者のキャンバスは新聞記事
夢を見ない空が 暗転して、明滅。
流れ星と飛行機を間違えない
正論を信じる君は 僕みたいで 大嫌いだよ

街灯に呼ばれる蛾の集団心理
明るければ 何でも良いなんて
単純な本能に 突き動かされて
夕闇にしらしら チョークの粉が舞う
息を止めたら 負け

神様に手を抜かれただけなのに
同情するよ
理解者が居ないから群がるんだろう

誰かが渡したプレゼントが
今日も

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マルグリットの献身

僕を憎んだら 君の自我は保たれるの
何にだって牙を剥く君は
僕が羨ましいんでしょう
ハートのクイーンの配役は 哀れな子供
君に僕の首は はねられない

全部辞めてしまえばいいのに
仮面で笑いかける徒労に 付き合わされる徒労
醜い ひび割れた感情の裏側まで
見透かしてるよ 分かってて騙されてるから

楽したいから 流すだけ 文句ある
君も同罪だけど バレてないフリが上手いね
束縛され

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洗浄剤ジプシー

空になったシャンプーみたいだよ
君から注がれる愛ってこれでもう終わりなの?
どっかで貰った試供品で繋いでいく1週間
新しいの探す前に試すだけ試すって話

汚ったない感情が真っ白い泡
香りで誤魔化してる 全部忘れた気分になってる
どれでもいいけど 今までとは違うやつ
それさえ叶えば 何でもいい
忘れたい忘れたい忘れたい

期待もないから一回きりでいいんだよ
使い切るには多くて 二回使うには少な

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蜂鳥の器

瞬間刹那的に病む 新宿西口
ねぇ 学生 自分で働いてみてから
募金箱抱えなよ

君じゃなきゃ この傷 埋まらないから
君に会いたいって
それだけじゃ 二人
会う理由には ならなかった日曜日
間に合わせの愛情だなんて
寂しさの埋め合わせだなんて
君から貰う全てを そんな風には
思っていないのに
伝わらなかったのは 気のせいにして
翳る 青信号

19SSの新作を着てるハリボテ
白い

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