蜉蝣は水底で

ぶっ壊れた翌日だって 一人で起きられるように
君の好きなパンを買って 眠るんだ
君が触れたものは 何だって偽薬になるから
私を強くして あと一日しか 生きられないかも

この目覚ましかけたら
明日目が開く おまじない
信じれば 嘘だって 真実だって 何だって十字架
白い嘘 捕まえたまま 手が離せない

群像劇のカメラ裏で 泣いた日のナイフ
遮断機の処刑台に 引っ張られていく 妄想
頭の中で 金閣寺を燃やせたら良かったのに
もう手遅れ

引っ掻かれたいから グランジ聴いて
この焦燥が芳しく思える 私の汚れは美しい
背中から切り裂かれたって 君も私も
羽根なんか無かったって言って 笑うんでしょう

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