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遠いところからやってきたはずなのに、この場所さえもすでに懐かしく感じる。いまここにある…

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遠いところからやってきたはずなのに、この場所さえもすでに懐かしく感じる。いまここにある言葉をそよかぜのように置くばしょです。

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そよかぜのように

遠いところからやってきたはずなのに、この場所さえもすでに懐かしく感じる。 具体性であればあるほどにリアルで、抽象的であればあるほどに妄想に近い。右を見ても左を見…

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2年前
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このもやもやの正体

一度、不信感を抱いてしまってからは、すべての行動に迷いと躊躇いが生まれるようになってしまった。 一度、生じた迷いは消えることがなく、判断の早さに自信があったもの…

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2年前
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つくることは、向き合うこと

何か具体的にこんなものをつくりたいというよりも、ただつくっている状態でいたいと思う。 つくることは何かに向き合うことで、その向き合うを手にしたくて、つくる。ただ…

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2年前
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地続きに延びる、この道

習慣は怖いものかもしれない、とふと思った。リモートでの働き方が便利になると、外に出るのが億劫になる。 10分でも散歩すれば気分転換になることはわかっているのに、な…

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2年前
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ささやかな晴れ間の影で

この無気力感はなんだろう?とここ数日、頭を悩ませている。 現場でなんでも屋として、多大なる時間を投下してバリバリと回していた過去は遥か彼方。いまはプロデューサー…

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2年前
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お互いさま、のその先

楽をさせてもらえるのは、お互いの苦労を知っているから。 信頼できない相手とはなんだろうと紐といてみると、隙が見せられないことなんだと腑に落ちた。そこには楽なんて…

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信頼のゆくえ

忙しくなればなるほどに、余裕をなくし、人にぶしつけな態度をとってしまう。事実をじぶんの都合のいいように解釈しては、まるで被害妄想のように周りを悪く言う。しかも直…

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2年前
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そよかぜのように

そよかぜのように

遠いところからやってきたはずなのに、この場所さえもすでに懐かしく感じる。

具体性であればあるほどにリアルで、抽象的であればあるほどに妄想に近い。右を見ても左を見てもリアルの鉄格子だから、そんな風に苦しく感じてしまう。

エッセイがどれだけ便利だろうと思ってきた。

じぶんの想いを自由に綴る。けれど、実名というのは怖いもので、じぶんを守るものは何もない。嬉しいことも全部受け止めてきたからこそ、悲し

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このもやもやの正体

このもやもやの正体

一度、不信感を抱いてしまってからは、すべての行動に迷いと躊躇いが生まれるようになってしまった。

一度、生じた迷いは消えることがなく、判断の早さに自信があったものの、今ではもう。

久々に言葉を書いてみたら、するすると書けることなんてなく、何を書くにも指摘が入ってくる。

毒されている。判断が鈍る。一度してしまった失敗は一生ちらついてはつきまとう。フットワークが軽いとはとてもではないが、程遠い。

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つくることは、向き合うこと

つくることは、向き合うこと

何か具体的にこんなものをつくりたいというよりも、ただつくっている状態でいたいと思う。

つくることは何かに向き合うことで、その向き合うを手にしたくて、つくる。ただ遠いところに行きたいのではなく、旅をしたくて結果的に遠くへ行くことになる。

目的と手段。そう考えてみると、若かりし頃の「自らの手でよりよいものをつくりたい」という願望はほぼなくなった。

自らが手がけた案件の大きさやつくったものクオリテ

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地続きに延びる、この道

地続きに延びる、この道

習慣は怖いものかもしれない、とふと思った。リモートでの働き方が便利になると、外に出るのが億劫になる。

10分でも散歩すれば気分転換になることはわかっているのに、なぜだか足取りが重い。こうなるのだとわかっていて手に取りに行くことに、つまらなさを感じてしまう。

習慣化すればするほどに楽になるけれど、それは予想の範囲内で埋め尽くされるだけなのだ。

※※※

例えば晴れていると天気予報で知り、コンビ

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ささやかな晴れ間の影で

この無気力感はなんだろう?とここ数日、頭を悩ませている。

現場でなんでも屋として、多大なる時間を投下してバリバリと回していた過去は遥か彼方。いまはプロデューサーとして一歩引いた視点から、俯瞰して物事を見ている。

選手のようにプレイをしているわけではないのだから、恐らく実感は薄い。

自らの手を動かすことなく人を動かしているのだから、役割としてはモチベーター=動機づけをする人なのかもしれないと、

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お互いさま、のその先

お互いさま、のその先

楽をさせてもらえるのは、お互いの苦労を知っているから。

信頼できない相手とはなんだろうと紐といてみると、隙が見せられないことなんだと腑に落ちた。そこには楽なんてなくて、はたまた楽しいを共有できる訳はなくて。何、勝手に楽しんでんだよ?と思ってしまい、いっしょに楽しもうとさえ思えないこと。

目の前に出くわしたほんのちょっとの違和感を確かにしてみると、対岸の感情が浮き彫りになる。「信頼できない」と向

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信頼のゆくえ

信頼のゆくえ

忙しくなればなるほどに、余裕をなくし、人にぶしつけな態度をとってしまう。事実をじぶんの都合のいいように解釈しては、まるで被害妄想のように周りを悪く言う。しかも直接本人にではなく、間接的に。

そんな失敗はじぶんも思い当たるけれど、失敗を繰り返すたびに人を悪く言うのはよくないと反省して以来、そんな行いはしていない。

というよりも、そこから信頼がなくなっていくことに気づいたからだ。

※※※

こん

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