看護・介護現場あるある 295

急変対応編( 裏話 )

酸素投与が必要な利用者さん

介護施設では病院のように患者さんに使った酸素を本人に請求できないため、全て施設の持ち出しとなってしまいます。

会社によって値段が異なるかも知れませんが、小型のボンベ500ℓは1本500円以上します。
1ℓで投与していくと8時間くらいで無くなります。
1日は24時間のため3本必要と考えると、1日で1500円かかります。
これが7日続くと10500円以上。
28日で42000円。
2ℓ投与では84000円。

酸素を使えば使うほど施設負担が増えてしまうため

施設で対応できるレベルでも酸素投与が必要だと入院してもらいますよね。

在宅酸素の機械を導入すればボンベ代はかかりませんが、購入を検討してもらっても却下されます。

利用者さんのためとうたっているのに変な話ですよね


ここで一句

酸素量
増えるとみんな
赤くなる

血中酸素濃度が低いと顔色不良となりますが、酸素投与により改善されると赤みが出てきます。

施設は支出が増えるため入院してもらいたいと思います。酸素を使われすぎると赤字になるためです。

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