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意に反して  指先が辿った
絶対的に不必要な声に
心救われてしまう そんな自分が
とても愚かで 憎らしくもあるけれど
同じくらい愛しくも 感じるのは
霞むくらい うららかな
この日だまりの中
弱音ひとつ吐かず  生きているからで


遠い日の 未だ消えず 疼く傷痕を
繕う事も 隠す事もやめたのは
ひとりって選択にも 妥協じゃなく慣れ
誰かの傀儡になる事から
『いち抜け  』
胸を張って  ゴールテープを切った


敗者だと罵られても 
笑って手を振る事も上手になった
大切な物を手に入れる事  手放す事
全てを受け止めなくちゃいけない
歪でとても綺麗とは言えない色の
混ざり合う混沌とした世界の中でも 
染まらない様に  染まらない様にって
声に出さない呪文を繰り返し唱え
こぶしを握り 瞼を強く閉じ
歯を食いしばって 
自分を貫いてこれた証を
黄金色に染まるメダルにすり替えて
今は少し 自分を褒めてあげたい


くるくる  くるくる  まるで
春風に踊らされる花びらみたいに
優雅に  颯爽と  空を見上げる


甘い香りに抱かれて 微睡む
夕暮れを待つ 河岸







こんにちは。


すごく久しぶりに作詞してます。
*傀儡(かいらい)とは、操り人形の事です。


春です。
本日の出来事をしたためました。


ずーっと昔に出会った大好きすぎて忘れることが不可能な人!のSNS、YouTubeで『声』を聞いてしまって・・・。
悪用に出てくる人です。




見た目は変わっても『声』ってそこまで大きく変わらなくって一瞬で当時に引き戻されたんです。なんか苦しさと切なさとほろ苦さと愛しさとどこか甘ったるい感じもして、複雑でした。


ボロボロになるまで、もみくちゃにされたはずなのに『想い出』って美化されてますね。かわいい自分も存在したんですね。


そんなこんなを経て、その当時からすれば遠い未来で現実と向かい合って生きている訳ですが、両親の片方を看取り、残りの片方を美容室に連れて行ってひとりマックしながら待っている時に書きました。


日々、楽しい事を探しながら一生懸命生きてます。
愚痴る事もせずに、時々つらつらと作詞を書き自分の存在を証明しています。


また、時間が出来ましたら、書きますね。
私の場合、花粉症とは無縁で、新しく奮発して買ったばかりのLouis Vuittonの香水の香りと春を迎えています。 


皆様、お身体ご自愛くださいませ。
良い春を迎えてください。



P.S

最近の平成生まれの20代、30代の子達って作詞の意味をネット検索するって本当ですか?
作詞の意味、そんなものはネットの中に落ちてない、目を閉じて心に聞いてみて欲しい。
読解力、漢字力の低下なのでしょうか?
作詞を書く立場の私としては、泣きたくもなります。





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