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暇潰し

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50歳過ぎのお一人様の生き様
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2021年3月の記事一覧

トンデモ

トンデモ

変な先生は普通にいるから変な人が先生なんだ。

自分はなぜこの先生に多分好かれていたが理由は不明だ。人生で未だ謎。

子供の頃は大人しく猫を被っていた。
通知表の連絡欄に、小学生なのに

『若さがありません』

と、書かれる程度に達観した人生を10年程生きてきた。事柄や他人に対する執着がとても薄い子だったし今もそう。友達が去っても悲しみより哀しみを感じていたし、急に態度が変わろうがあゝ残念だなと思

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荒ぶる歯医者

荒ぶる歯医者

歯が取れた🦷この時点で本当に3年間この調子なのかと虚ろになる。(バイオリズムだと3年不調)

歯医者の予約はかなり慎重を要する。その歯医者のスタッフはあまり日本語が上手じゃない。なのでその後の予定は決して入れてはいけない。

雨降り。今日初めて使う傘を持って出掛ける。思うより早く終われば何処か出掛けてもいいかなと思っている。

歯周病に向けてまっしぐらになるぞと言われ震え。そして歯の処置が前の先

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雨降りは

雨降りは



ここに行くのが好き。
晴れた日も行くであろうが雨がいい。

庭師さんをよく見かけるだけに何気ない場所も美しい。

ハレとケ。内と外。でも中庭独特の身内感。
暗い部屋から見ればそこは水槽の様。

庭の明るさを引き立てる部屋の誂え。

ここは美術館の分館。
なので作品の一部がさりげなく溶け込む。

庭に向けていくつもお茶を頂くスペースがある。
今日はここかな。

季節らしく道明寺桜餅。

玄関から

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上を見ても下を見ても

上を見ても下を見ても

髪を切ってきた。行った美容院というより美容師さんは足掛け30年近い。頼むから先に死なないでと毎回思う。行く前に言われるであろうと覚悟していた白髪もやっぱり言われた。『コリャヒドイけど染めないんだよね?』笑顔で接客されるが白髪が目立たぬ様に分け目を変更された。切ない。

前の日、朝の通勤路にウグイスの声が聞こえてくる。春一番の美声が響く。『ホーホケキョケキョ』。瞬間世界が反転した。転んだ私の耳に無常

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褒め

褒め

苦手。褒められる事は楽しくない。

まず殆どは裏が有る事が多い。実際、おだてればコイツ手伝うぜって感じで白々しい褒めを乱発される。聞き続けるのも面倒なので、おだてられたフリして手伝える事やお願い事も聞く。不毛。

自分は気に入った事しか褒めてあげられないし、そんな事を関心されてもって事でもすごいと思えば褒めてしまう。

裏のある褒めは、本来の希望を直接言えないほど信頼に足る関係性が無いと自ら告白し

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鬼門女子

鬼門女子

姉とお茶をした。
まあしょうもない話で終わるんだけど、気分転換にはなるかな。

今日、セルフDVの口角炎を結局プロにお任せする事にした。病院に行く時間近くなりバタバタしている自分を事務員さんが呼び止める。

「定時過ぎているけど?」と言っても引かない。彼女は自分の仕事を完了させたいからゴリ押ししてくる。彼女は仕事のコツを掴まないまま来たから他人の時間を取らずに進める要領の良さはない。

我が家では

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煎餅という勿れ

煎餅という勿れ

これ、自分が人口の9割居たら爆発的大人気なお菓子になる筈。

平次煎餅ショコラホワイト。
季節限定なのが残念。所謂おばあちゃんちにありそうな例の玉子煎餅なんだけど、ホワイトチョコが掛かると立派な洋菓子なんだよね。

なんだろうオシャレな素朴な味。

見た目なんだけど、傘を裏返すとなにこれ。
って感じにはなる。

なので

ちゃんとした向きに置いてみた。うーむ。

いっその事ドアップ。

ん。

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上司との食事

上司との食事

多分ほぼ全員が上司との食事なんてしたくないだろう。自分はどっちでも無い。

昼を食べる習慣の無い自分を連れて見晴らしの良いカジュアルなレストランに行く。

企業で出世する人ってどんな人かと聞かれた事があるが、自分から食事中に仕事の話をしない事。それは半分受け売りでもあるけど自分の実体験もある。(上司業務もしているし、していたでもある)

上司は仕事の話をしたそうだったらすれば良いけど、そうじゃない

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寄せては返す

寄せては返す

春の海を見るとみなさんは何を思うのか不明ですが、自分は真っ先に滝廉太郎さんを思い出す。お正月の曲になりすぎて麻痺してるけど、本来多分この時期の曲な筈。正に目の前の海は春の海。凄い曲が書ける事に驚き。曲そのもの。

浜辺を歩くと言っても、ぼんやりでもありそうでも無い。海水浴場じゃ無いので防波堤を超え海岸に出るのにも、此処を歩こうとか色々考えないと足元が砂で埋まる。

鴨かな?海鵜かな?🦆休んでいる

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未来に戻る春

未来に戻る春

去年、ガラ空きの空港に出掛けた。勿論飛行機に乗る予定など無い。ほぼ無人の空港に行く理由は特になかった。

閑散とした空港は少しひんやりしていてその当時の自分には心地よかった。

その後も閑散とした職場の近くの観光地や自宅からほど近い美術館へと出歩いた。ひたすら人の居ない世界。

外は自分1人が生き残りの世界並みだったが、それでも暫くすると暖かさも有りボチボチ人が出掛け出した。見事に家族やカップルや

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豆腐を買いにどこかへ。❸

豆腐を買いにどこかへ。❸

「船着場側に作品があるよ」と後ろから声がする。あっと言う間に横に並ばれ、イベントの趣旨を説明頂く。余程このイベントに思い入れがあるのだろうか?などと思いながら話を聞く。

桜🌸かな。
一番乗りはどんどん季節を早足で進む。孤高。

毎回銅像を見る都度、日本人には馴染まないなぁと思ってる。事実昔は誰彼構わぬ生きた人の像を建てる習慣って無いと思う。

バスの中は見学不可だけど、外から見学できるとの事で

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豆腐を買いにどこかへ。❷

豆腐を買いにどこかへ。❷

スーパーどころか自宅に戻るにももう簡単に戻れない場所に船は進んでいく。
日が暮れ時は目を閉じる前みたいな何処か静けさがある。説明も減り寡黙。

ここから先は暫く平凡な風景が続く。
途中で川岸を行き交う人と手を振り合う。

こんにちはさようなら。
一期一会の不思議な儀式。

堀川には多くの橋が架かるけどそれぞれ個性的。

下からじゃないとこの橋の古さもわからなかった。

この船旅のメインと言える松重

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豆腐を買いにどこかへ。❶

豆腐を買いにどこかへ。❶

何も用事を入れない苦痛は多分わかる人も多いと思ってる。お休みをしても、結局家の掃除とか細々した書類整理をしてしまい、うとうとしたのは3時間も無い。

雨が上がりかけていた。窓の外を見て歩く人が傘を持っているのを確認して外へ出る。街中に住んでみたら雨上がりの清々しい空気は然程無くてガッカリしてる。

スーパーは周りに沢山有るけど、今日はここと選んだ店に行く途中。いい空。

この写真の人達と同じウエア

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セルフDV

セルフDV

今日は雨が1日振り続くらしい。

家でのんびりせざるを得ない状態になった。それは天気じゃ無くて体調不良というか、小さめの病気。
ずっと胃が痛くて、でもその割には食欲が落ちていないので少し過信してたのもある。が途中からどんどん食欲が落ちて来て、体調も悪くなって、反比例するように体力を引き剥がすような仕事の質と量。気力を削ぐ様な心無い出来事。

50年も生きれば何度もそんな時期が来る。その都度誰しも何

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