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アラサー疾走デイズ

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独身アラサーの葛藤記録
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記事一覧

うましかに謝れ -アラサー疾走デイズ-

うましかに謝れ -アラサー疾走デイズ-

"馬鹿"

「バカ」と読み、
「馬(うま)鹿(しか)」と書く。

とりあえず、うましかに謝れ。

と殺気立っている樽である。

馬鹿の由来は諸説あるそうな。

サンスクリット語「moha」の派生
(無知・愚かの意)

中国の史記より

「破家者」の派生
(破産するほど愚かな者の意)

「馬」と「鹿」が決定的に
絡む由来は見当たらないのである。

つまるところ、当て字。
言い換えると、巻き込み事故。

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メスの維持費 -アラサー疾走デイズ-

メスの維持費 -アラサー疾走デイズ-

今日も寒い。春はまだか。
フリーダイヤル361-361に電話したい。
(そんなものどこにもない)
(探したらあるかもしれない)
(でも、探す気なんてない)

題名の「メス」とは樽のこと。
自身を「女」と思えないのである。

匂う、「女"らしさ"」が嫌いだ。

樽は樽。体はメスタイプ。
的なカテゴライズで十分だ。

維持費がかさむ種族だが、
樽はコスパ重視。

強いこだわりがない分、
コスト削減を可

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ごろごろサンデー -アラサー疾走デイズ-

ごろごろサンデー -アラサー疾走デイズ-

一日中ダル着で過ごした樽でござい。
終日、自宅警備で忙しかった。

Amazonプライムで
アニメ「サマータイムレンダ」なるものを
一気見したのである。

総視聴時間8.5時間。
平日の勤務時間より少し長いひとときを
疲れることなく務め上げた自身を褒めた。

報酬は心の潤い。
日雇いにしては、十分な代物。

ここ1か月は土日に予定を詰めまくり、
自分だけで過ごすことがなかった。

から、尚のこと満

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ナンパニック -アラサー疾走デイズ-

ナンパニック -アラサー疾走デイズ-

おばんです。
昨晩、"肝臓フェスタ~如月の陣~"を
心ゆくまで楽しんだ樽である。

飲み会名は、今付けた。

7時間もレディだけで飲んでたら、
事件の1つや2つは付き物。

昨日の事件現場は、大衆居酒屋にて。
(記憶が少し欠けている)

レディ3人でホッピーを飲み漁り、
「ああでもない」
「こうでもない」
とスパイスの効いた悪口を肴にして
談笑していたら、
知らないメンズが1人隣に座っていた。

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たまに負荷をかける -アラサー疾走デイズ-

たまに負荷をかける -アラサー疾走デイズ-

2月最後の金曜日、
樽は午後休をとって旅に出る。

「旅」と言えば恰好よく聞こえるから、
ちょっと見栄を張ったけど、
内情は「飲み会」である。

いつも北に向かう新幹線に乗る樽が、
今日は南に向かうのだから
少量の不安も同行中。

無事につけるのだろうか、樽。

とはいえ、
一人で行く無計画旅行は刺激的。

ハプニングこそ、旅の醍醐味

と言える。

この無計画旅行の最小決定項目は、

目的地(都

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ちゃんとしなさいと言うけれど。-アラサー疾走デイズ-

ちゃんとしなさいと言うけれど。-アラサー疾走デイズ-

せっかくの祝日を生理痛で失った樽です。
こんばんは。

年々重くなる生理痛は嫌ですね。
気を失って寝ていました。

たぶん、鬼唐辛子せんべいが
追い打ちをかけたのでしょう。
自業自得ですね。

はい。この話は終わります。

アラサーになると

「そろそろちゃんとしなさい。」

と言われることが増えた気がする。

”ちゃんと”と”しなさい”の間に佇む、
「30歳になるんだから」の透明文字。

「ちゃ

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薬指のお守り -アラサー疾走デイズ-

薬指のお守り -アラサー疾走デイズ-

生理前、暴食に走る樽である。

パスタ2皿目。
満腹感を無視して、食べ続ける。
大変に恐ろしい月イチイベントである。

そんな私(どんな私)
(ハンドルの切り方がえぐい)は、
左手の薬指に指輪をしている。

独身ですが。なにか問題でも。

イタいキャラを演じてるわけではない。
好んで付けているのだ。

左手×薬指=婚約者がいる

という固定概念を利用し、
世間体の被弾を逃れる防御策なのである。

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ヒールを脱いで、ヒールして。 -アラサー疾走デイズ-

ヒールを脱いで、ヒールして。 -アラサー疾走デイズ-

月曜日の夜から、
一人Barにて赤ワインを嗜む。

なぜなら今月末で切れるクーポンを
金券として供養するためである。

赤ワインのつまみは、
ガーリックシュリンプ。

魚介に白を選ばないあたりで、
飲兵衛とバレそう。問題はない。

いつも飲むのはビールで、
ジュースの如く肝臓にぶち込む。

赤ワインはもう少し丁寧にと
ちまちま飲んでる珍しい現象である。

グラスの中で行き場を失った赤は、
光が透け

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