【読書】私的読書全集 １

　「私的読書全集」とは、何であるか！それは、例えるならば、何の前置きもなく、突如として君の眼前に登場、それだけならまだしも、二十四皿の逸品を並べ始め、「これ、美味甚だしい(誤用)から、食え。」なんて言ってくる如くである。(昼食をたらふく食べた後なのに！)

　遠回りの例え話など、誰も欲していない。もう、単刀直入に言う。胃袋を一裂き。

　この試みは、拙僧の読書遍歴から、「うひゃー、これは素晴らしいぞよ。」なんて作品を兎に角羅列するのみである。ちなみに、既に８までが完成している。こんな駄文と、何の薬どころか、駄菓子にすらなりうるか怪しい文章をしたためられるのも、タダだからである。

私的読書全集 １
1.もの思う葦 太宰治 随筆
2.FARCEに就て 坂口安吾 評論
3.夫婦茶碗 町田康 小説
4.藪の中 芥川龍之介 小説
5.夢十夜 夏目漱石 小説
6.変身 カフカ 訳：高橋義孝 小説
7.人間の建設 小林秀雄 岡潔 対談
8.夜と霧 V.E.フランクル 訳：霜山徳爾 伝記
9.文学のふるさと 坂口安吾 評論
10.走ラヌ名馬 太宰治 随筆
11.仮面の告白 三島由紀夫 小説
12.ゴランノスポン 町田康 小説
13.ねじ式 つげ義春 漫画
14.4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて 村上春樹 小説
15.佐々木の場合 志賀直哉 小説
16.大導寺信輔の半生 芥川龍之介 小説
17.日本文化私観 坂口安吾 評論
18.多頭蛇哲学 太宰治 随筆
19.一般の魔力 町田康 小説
20.ゲンセンカン主人 つげ義春 漫画
21.眠い 村上春樹 小説
22.好人物の夫婦 志賀直哉 小説
23.三つのなぜ 芥川龍之介 小説
24.急流 筒井康隆 小説

出典的な
1,10,18 もの思う葦 新潮文庫
2,9,17 堕落論 新潮文庫
3 夫婦茶碗 新潮文庫
4 地獄変・偸盗 新潮文庫
5 文鳥・夢十夜 新潮文庫
6 変身 新潮文庫
7 人間の建設 新潮文庫
8 夜と霧 旧版 みすず書房
11 仮面の告白 新潮文庫
12,19 ゴランノスポン 新潮文庫
13,20 つげ義春コレクション ねじ式/夜が掴む ちくま文庫
14,21 カンガルー日和 講談社文庫
15,22 小僧の神様・城の崎にて 新潮文庫
16,23 大導寺信輔の半生 初版復刻版 日本近代文学館
24 最後の喫煙者－自選ドタバタ傑作選 1－ 新潮文庫