地方デザイナー応援コミュニティの立ち上げとデザイナーのキャリアを考えるイベントをやってみて思ったこと
こんにちは。
Chatworkのデザイン部マネージャーと個人事業主をやっているパラレルワーカーのもってぃーです。
20年間暮らした東京から福岡にUターン移住して早2年。東京時代に構想していたコミュニティを立ち上げ、第1回のイベントを無事に終わらせることができました。賛同いただいた有志諸氏と興味を持っていただいた参加者のみなさんに感謝感謝です!
今回はコミュニティの立ち上げ・運営と今回のイベントをやってみて思ったことを書き留めてみようと思います。
「Design Roundabout Fukuoka」とは
目立ちたくない病のわたしがコミュニティを立ち上げた理由
わたしはとにかく目立つことが大大大嫌いです。なので、自ら言い出しっぺになってコミュニティを立ち上げるなんて、かつては考えもしませんでした。
が、東京で働いていた頃、自身がわが故郷の企業をオフショア扱いして相見積を取っている事実や、都心と地方との人月単価の歴然たる違いに歯噛みをしつつ、
と心底思いまして、
この強い思いが唯一にして最大の「コミュニティ立ち上げたい!」と思った理由です。
コミュニティ立ち上げのためにやったこと
まずは有識者各位に相談しました。
特に黒須先生や吉武先生にはたくさんの助言や励ましのお言葉をいただきまして、ありがとうございます!
そして、お仲間を見つけねばということで、以下のリスペクトメンバーにピンポイントにお声掛けをしました。
同じく東京から福岡へUターンしたHCD専門家のお仲間さん(ナカムラさん)
HCD-Netの固い雰囲気を果敢に変えようとしている福岡の若手デザイナー(かわむらさん)
副業でご一緒して驚異の成長を見せた福岡出身東京勤務の若手デザイナー(くどぅーさん)
趣旨や思いをお伝えしたところ快く賛同いただき、4人の発足メンバーで活動を始めることにしました。確か去年の秋頃。
基本的に「無理すると続かないよねー」というメンバーなので、のんびりと、しかし着実に歩みを進め、
ナカムラさんがコミュニティの命名してくれたり、
くどぅーさんがロゴを作ってくれたり、
かわむらさんが影のドンとしてなんやかんやしてくれて、
少しずつやりたいことを具体化していきました。
やりたいことは「地方デザイナーたちの交流や学びの場づくり」。やがて分化してあちこちで色んな活動してくれたらいいよね、という願いを「Roundabout」に込めました。
地方デザイナーの交流会をやってみた
1回目のイベントはゆるく楽しく、でも生々しく
「会社の中でマイノリティになりがちなデザイナーたちは相談相手やロールモデルに出会いにくそう」という予測の元、まずは横のつながりを生む交流会を開こうと決めました。
テーマは「等身大」。
「九州」や「デザイン」という共通項を持つ立場や経歴の異なる者同士が、しがらみや昼間のミッションは一旦忘れて、少々生々しい話も混じえながら交流できる場を目指しました。
将来ってどうなりたい?
給料満足してる?
やりたいことやれてる?
の3テーマで合計15人の参加者がテーブルを移動しながら交流。途中テーブルメンバー全員の大移動なども発生していました。アグレッシブw
今回わかった地方デザイナーの課題や悩み
一番嬉しかったのは、皆さんちゃんとゆるくざっくばらんに交流してくださったことです。テーマは等身大ですので。
課題の傾向としては以下でした。
スキルや単価を上げるための具体的な方法がわからない
デザインを専門的に学んでいないことを大きなビハインドと感じている
どのようなキャリアの選択肢があるのかわからない
日々の勉強方法に悩んでいる
マネージャーよりもエキスパートになりたい
インハウスとクライアントワークのどちらが向いているか悩む
デザイナーや近い職種の人と横のつながりを持つ機会が少ない
自分だけ?よそはどうなの?がわからない
どれも納得で健全で前向きな成長につながる悩みだなぁと、わたしは思いました。心強い!
今後のDesign Roundabout Fukuoka
第1回の良かった点を踏襲しつつ、いくつか見つかった改善点をチューニングして、今回のような交流会はしばらく続けていこうと思っています。
並行してワークショップや勉強会なども実施できればと思っていますので、リクエスト等お待ちしています!
会社のnoteでデザイナーのキャリアやデザインワークの仕組みづくりについて記事を書きましたので、もしも少しでも参考になりそうでしたら読んでみてください。