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書きたいことを書きたい時に!

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勝手にふるえてろを見た深夜2時、裸足で河川敷を走り出したくなった

【勝手にふるえてろ】 という映画を見た。 うわぁぁぁああってなった、 私の脳内全部、見られてるみたいで。 ここまで登場人物に共感した映画は初めてで、 共感どころか、 あれはただ、私だったと思う 頭の中で作り出して 現実に絶望して 消えたくなって 向き合わなきゃって勇気出しても 現れるものは思い描いたものと違って 自暴自棄になって それでもまだ どこかで何かを期待してる あのね、 これ全部頭に“勝手に”って付くんです “勝手に”喜んで “勝手に”怒って “勝手に”哀し

    • 夏ドラマ、バリエグい

      3年間全く見向きもされてこなかった流行病に、ついに見つかってしまった。 もう今は5日経てば外を出歩けるらしいのだけれど、そんなの到底無理で、こんな状態で街に繰り出す奴がもしいるならそいつは多分人間じゃない、と疑いたくなるくらいになかなか辛い日々を過ごした。 そんな日々の中で、YouTubeや漫画という暇つぶし最大の味方が療養早々にネタ切れで力を失ってしまい、久しぶりにテレビに縋りついた。 …と言っても、現実的にTVerのリアルタイム配信を見ることしか出来なかったので結局スマ

      • 【ケイゾク】

        どうしたって私は、堤幸彦を天才だと思う。 だってそれしか答えがないのだ、【ケイゾク】というドラマを前にしては。 全てが美しすぎる。 悲しみ、絶望、愛情、希望、笑い、痛み、苦しみ、正義、そこに、超能力とかいうトンデモスパイス。 ありえない構成、ありえない運び。 けれどなぜか心地よい。ここでしか取れない栄養がある。 それが【ケイゾク】である。 私の中で、一生変わらないと思っていたものがある。 心に残ったドラマランキングと題して大切に大切にしまってきた。 【SPEC】 【アンナ

        • 誰か私をくいとめてよ

          【私をくいとめて】 アマゾンプライムに来てたので視聴。大好きな『勝手にふるえてろ』と同じく綿矢りささん×大九明子監督の作品。 正直な話、のんちゃんを主演にしたのはちょっとだけミスだったと思う。 お芝居は本当にすごいから、温泉旅行のシーンとか、ホテルでの一部始終とか、のんちゃんの表情ですごく苦しくなったり痛くなったりした。 だけどやっぱり、30代には見えん。 どうやっても林遣都くんより年上には見えん。 プラス、喋り方に特徴があるから、早口で自分の気持ちと戦う部分とかはちょっと

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          【愛しのアイリーン】という映画がとても好きな話

          だけど絶対周りにオススメできない。 と言っても私別に友達がいるわけでもないので、周りってなると三親等以内の親戚しかいなくて、尚更ムリなわけで。 だってどう説明すればいいんですか? 「人生オワタの男がフィリピンで女の子買って成り行きで人殺して最後には自分も死んじゃう映画だよ」 なんて説明するんですか?それとも 「お金のために日本来たらゴミみたいな男の嫁にされちゃって姑から酷いイビリ受けてたらなんやかんやで夫と姑が死んじゃって母国へ戻る映画だよ」 なんて言えばいいんですか?

          【愛しのアイリーン】という映画がとても好きな話

          『自分らしく生きれてない』シンドローム

          【世界は救えないけど豚の角煮は作れる】読了しました。 にゃんたこさんの本です。 2年ぐらい前に、『独身OLの孤独な10秒チャージ飯』というあまりにも気を引きすぎるタイトルと ‘それは傲慢だ’ と書かれたサムネに誘われ動画を開き、 あまりに雑…大胆な調理方法と映し出される文章から溢れる才能に感激し、即登録ボタンを押した。 大学一年の後期、講義室のど真ん中でぼっち飯をキメていた私にとってそれまでにUPされた動画を全て遡ることなど容易かった。 (ほんとのこと言うと前期の成績が割と

          『自分らしく生きれてない』シンドローム

          現代アートは美味しくない

          最近になって、現代アートというものがとても苦手だと分かった。 そもそも美術・芸術にさして興味があるわけではなかったんだけど、特に自分の苦手とする分野(時代?)が明確に分かった。 京都市京セラ美術館。開館記念として京都美術の歴史展というものが開かれていた。少し前、コロナがほんのちょっと落ち着いていた時期だったので、お出掛けしてきた。 展示は、一階と二階にかけて江戸〜現代の芸術作品がこれでもかと並べられていた。 最初の方は茶器のようなものや、大層艶やかな屏風などのいかにも、「

          現代アートは美味しくない

          負から正へ変わる理由はいつもつまらないものだったりする。

          欅坂46が苦手だった。 鮮烈なデビューを飾った曲として紹介される【サイレントマジョリティー】という曲がどうしても苦手だった。 どんな場所でも全力で立ち向かい続ける【不協和音】という曲はさらに苦手だった。 それがどうしてなのかずーっと疑問だった。 乃木坂も日向坂(ひらがなけやき時代含め)も好きだし、 俗に言うアイドルっぽくないアイドルが嫌いなわけでもなかった。 ダンスのキレとか、表情とか、 純粋にすごいなぁと思っていたし、 そもそも嫌いなわけではなかった。 ただ何となく、苦手

          負から正へ変わる理由はいつもつまらないものだったりする。

          明確な悪意というやつを思い出した。

          最近、オードリー若林さんの【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬】を読み始めた。キオスクで買って点天と一緒の袋に入れたから若干餃子臭がする。 まだ全然、全体の4分の1くらいだけどもう痛い。色んなところが痛い。【勝手にふるえてろ】を観たあの時と同じような感情。 ところで、学生時代の話、 学習塾が一緒だった子の話を読んでいて思い出したことがあるので、久々にnoteを書いている次第です。 「明確な悪意」というものを受け取ったことはありますか? 八百万の神が首を縦に振るほどに

          明確な悪意というやつを思い出した。

          最近気づいたんだけど、適度に血飛沫が出る映画が好きらしい。【下妻物語】

          夏休み一発目、 なに観ようか散々迷っての、 【下妻物語】 自分が意識ないぐらい子供の頃の作品を観ることはなかなかなくて、 だから色々新鮮だった。 深キョン今と全然変わってないじゃん!とか、 それもそうだけど、 中島哲也さんこういう作品も書くのか!と。 【告白】と【渇き。】のイメージ強すぎて、ドロドロぐちゃぐちゃがテッパンなように思ってた。 いずれにしろ、中島さんの描かれる“女性の強さ”は魅力的で憧れます。 (【告白】はどちらかというと外部の影響による“強さ”のような感じはある

          最近気づいたんだけど、適度に血飛沫が出る映画が好きらしい。【下妻物語】

          人生が【劇場】である意味

          ずっと楽しみにしてた【劇場】 何度観ても、分からない。 だけど、とても満足している。 不思議な映画だ。 永田はプライドの高い人間なんだろうなあ、と すぐに分かる 2人は共依存の関係にあるんだなあ、と 何となく分かる なのに、分からない 永田があっさり青山から仕事を受けたことも、 沙希の部屋を出て行ったことも、 分からない 何故?と思うことばかり 「ここが一番安全な場所だよ」という言葉の意味も、 何度考えても分からない 『私が何でも受け止めるよ』 という、沙希の優しさから来

          人生が【劇場】である意味

          演劇が好きだ。舞台【大地】

          1月に白井晃さんの【アルトゥロ・ウイの興隆】を観て以来なので、丁度半年ぶりの観劇。 観に行きたいな〜と思いつつ、 時期的にムリだな〜と思って諦めていた作品。 e+で生配信されるなんて情報聞いたので、 オラァ!観てやんよ!と発売初日に配信チケットを購入し、 ずーーーーっとワクワクしながら今日という日を待っていました。 いやぁ、良かった…!!! 本当に素晴らしい舞台でした。 舞台全体を映すだけかな?と思ってたら、都度カメラを切り替えてくださっていたので、 ちゃんと役者さんの表情

          演劇が好きだ。舞台【大地】

          この感想を書き終えたら、もう一度観ようと思う。

          【万引き家族】 正直、書くかどうか迷った。 この映画が好きではないから。 あまりにも酷い。 こんなこと言ったらおかしいだろうが、 役者の芝居が下手であればまだ見れたかもしれない。 だが上手すぎる。 揃いも揃って。 言ってしまえば、この作品を醜いものにさせてしまった共犯者だ。 この一家のように貧しい人はきっと沢山いるんだろう。 出会ったことはないけれど、それは私が知らないだけだ。 しかし、どうしても彼らを現実として見れない。 子供に万引きをさせているから? 生保頼りの生活を

          この感想を書き終えたら、もう一度観ようと思う。

          物語全体でタイトルを回収してくる感じの映画、好きなんです。

          【アイアムアヒーロー】という映画。 まず言っておくとね、ほんっっっとに怖い。 尋常じゃないくらい怖い。 ZQNは所謂ゾンビと違って、 すごい走るしすごいガチで戦ってきます。 予告にも出てるめちゃくちゃ怖い奴が1人いるんですが、 鑑賞中にそいつに対して確実に1回は「うわぁぁぁああ!!!!!」って叫ぶと思います。 ゾンビ系の映画に詳しいわけじゃないんですが、ネットの評価見ている限り、 『日本のゾンビ映画のクオリティとは思えないほど怖かった』 という意見が多くて、その界隈にも好

          物語全体でタイトルを回収してくる感じの映画、好きなんです。

          何かを犠牲にすることで果たして何かを得られるのだろうか

          今回は【世界から猫が消えたなら】という映画です。あらすじは省略させていただきます。 人に紹介するとしたら、 「数分毎に【ネコチャンカワイ-】となる映画です。」 と説明します。 それはさておき、 初っ端から大事なもの消し過ぎじゃない?と思った。 電話も、映画も、時計も、 私からしたら、 消されたら生きていけないよ!ムリ! と思うものばかり。 だけど悪魔に 「命よりは大事でしょ?」 と言われてしまうとうーん… そうなのかな?と思えてくる 悪魔、罪な奴だなぁ… でも、いざ消

          何かを犠牲にすることで果たして何かを得られるのだろうか

          何者というタイトルが、もう既に心を痛めるのです

          映画【何者】 大学3年、初夏。 いまこの映画を見て、私は何を思えばいいだろう。 どう感じるのが正解なんだろう。 大学3年、就活はすでに始まっている。 何がしたいのか、どうなりたいのか、 そのために何をすべきか、 それを考える時期は、もしかしたらもう終わってしまったのかもしれない。 しかし私は、まだそこにいる。 スタートラインどころか、 ようやくグラウンドに足を踏み入れたところだ。 ここまで書いて、非常に怖くなった。 未だ自分は受け入れていないのであろう。 この状況を、この

          何者というタイトルが、もう既に心を痛めるのです