演劇が好きだ。舞台【大地】


1月に白井晃さんの【アルトゥロ・ウイの興隆】を観て以来なので、丁度半年ぶりの観劇。
観に行きたいな〜と思いつつ、
時期的にムリだな〜と思って諦めていた作品。
e+で生配信されるなんて情報聞いたので、
オラァ!観てやんよ!と発売初日に配信チケットを購入し、
ずーーーーっとワクワクしながら今日という日を待っていました。

いやぁ、良かった…!!!
本当に素晴らしい舞台でした。
舞台全体を映すだけかな?と思ってたら、都度カメラを切り替えてくださっていたので、
ちゃんと役者さんの表情が分かりました。
最前列にいるみたいで嬉しかった(笑)
舞台の観劇は数えられる程度しかしたことがなく、観に行くたびに「どこ見ればいいんだろ…」となったりする人間なので有り難かったです。


YouTubeに上がっていたフォトコールの映像を見て少しだけ予習していたのですが、
実際に物語に触れてみると、あの映像の印象とは違った見え方ができます。
それは例えば、
ブロツキーさんやツルハさんの人間らしさであったり、
バチェクさんの俯瞰力であったり、
チャペックさんがしっぺ返しを食らった“現実”の正体であったり、
この人こんなこと考えてたんだ、と思うことがいくつもあって、
当たり前だけど最初から最後まで飽きがこない。


そして何より、みんな演劇が好きなんだ。
一幕が終わる直前、きっとこの舞台を観た人なら誰もが好きであろうあのシーン、
感動…というより、私は喜びに近い感情を覚えた。
これだよこれ!これが演劇だよ!と
大声で叫びたくなった。


だけどあんなにもキラキラ輝いていたあの時間が、あまりに残酷な結末に繋がってしまう。
ホデクさんの最後の決断は、
おそらくあの瞬間に起因する。
バチェクさんの言葉で我に返った。
ああ、こんなにも、
こんなにも愛されていたなんて。
嬉しくて、でも、悲しい。
申し訳ないとすら思った。
果たしてこんな私に
演劇を愛する資格はあるのだろうか?
そんなことを考えた。
しかしそう考えるきっかけをくれたのもまた、
演劇である。
だったら、愛させてもらおうではないか。
心の底から、愛してやる。
パソコンの前でひとりでに、
そんな覚悟を決めたのだった。


途中に入るちょっとした会話も三谷色で溢れていて幸せだった。
三谷さんの映画もドラマも本当に全部すきなんだけど、やっぱり舞台となると2倍も3倍も面白い。

役者で言えば、相島さん浅野さんは異常なほど役にハマりきってた。浅野さん短い稽古でのあれ、すごいなー!そして、大泉洋さん。三谷作品ではお馴染みの振り回され兄ちゃん。でも今回はそれだけじゃなかった。二幕の最後、チャペックさんは一筋縄ではいかないぞ、と。ゾワッとさせられました。

あ、これから観られる方、
是非一度ティザーを見てみてください。
これまた、
なるほどなー!となります。

だらだら書いたけど、
バカな感想、
すごかったーー!!!!!
絶対もっかい観るーーー!!!!!!!!

それと、全公演終了次第、ネタバレ有りの感想も書く予定です。言いたいことが多すぎる…!

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