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石段の家2号館オープンデー Step.0 (2024.1.2tue)

本稿は下記まとめnoteの一節として書いています。

2024年1月2日。新年を迎えてすぐ、私は2号館に向かいました。

漠然と、この冬は2号館を試しに開けてみよう。そんな気持ちで年明け前から友人たちに連絡をとりつつ、せっかく帰省しているタイミングなのだから高専同期と会おうということになったのです。

2024年の元日、つまりこの日の前日には令和6年能登半島地震が発生。
漠然とした不安を持ったまま私は2号館へと向かったのでした。

2号館は写真中央一番上、曲面状の塀の平屋
2号館へ向かう途中、振り返ってみた両城地区の風景
もう少し上からの様子、都度振り返ってみおろすのが楽しい

改めて、この両城地区の景観は特異なものだと思います。斜面に沿って段々状に家が並ぶ景色を眺めながら、2号館を目指して登るこの時間も含めて今後はデザインできればいいなと考えていました。

2024.1.1に起きた令和6年能登半島地震。
初動対応で輸送艦おおすみが出港する瞬間を見た、気がする。

海上自衛隊の基地のあるまち。呉のアイデンティティを改めて考える瞬間でした。


縁に座り眼下に広がる呉市街を眺め、今少し未来語る背中。
本日のベストショット。

閉めていた雨戸と窓を全部開けて、呉市街を見下ろしながらなんでもない会話をする。改めてこの場所のポテンシャルの高さを感じたし、天気も気温もちょうどいい最高のたてもの開き日和。

高専卒業後の動向から最近の仕事や悩み、呉のまちや建築業界の展望まで色々話す時間を持てて贅沢な年始の時間。特にイベント企画するでもなく、ただ会って、話して、帰る。それだけしかできない、というかそれを目的に集まるのもいいのかなと思える時間でした。

両城の名所、200階段から下山。

登りが「2号館を目指して到着した時の達成感を演出する時間=日常からの逸脱の時間」であるなら、下りは徐々に「グラウンドレベルに戻る=日常に戻る」ための時間なのかもしれません。

第0回とこの日には題していませんでしたが、振り返ってみるとやはりこの日が第0回だったのだと思います。今後もオープンデーの記録はこのように写真を見ながら振り返るスタイルで書いていければいいかなと。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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