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87.脱皮をしながら成長してる

節足動物や爬虫類、両生類などが成長するために行われる「脱皮」。
脱皮はどの生き物にとっても相当なパワーの要ることで、ダンゴムシにしてもシャコにしても、蛇やトカゲにしても命懸けの大作業なのだ。

脱皮の失敗により命を落としてしまうことも多くある。
なぜそんなに危険な作業をしなければいけないのかというと、やはり身体を大きく成長させて生きていかないといけないから。狭い殻の中で身体は窮屈になり、それ以上の成長を促すには脱皮という選択肢しかない。そういう訳で彼らは脱皮を繰り返しながら、懸命に生きて命を繋ぐ。

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生き物の神秘を元に壮大な始まりとなった。
脱皮がかなりしんどくて命の危険を含んでいるということを、私は10年前、成人の頃に何かで知った。以来、目に見えた脱皮はもちろんないのだけど、人間だって本当は何度も何度も、苦しい脱皮をしながら生きているのではないか、と、ずっと思っていた。

日々を過ごしていて、あぁ、今、めちゃくちゃしんどい!!!
って思うこと、それぞれあると思う。緩急があるにしろ、自分もこの一年ちょっとは気持ち的に浮き沈み、焦りやもどかしさを感じながら過ごしていたので、今ちょっと解決へのいい兆しを感じていることに、あとちょっと、もしかしたらこの先の成長に繋がる脱皮までのしんどさだったんだ、と思えるようになった。

居住地の問題で諦めていた様々な仕事。
今、アルバイトの傍ら転職活動をしている。フルリモートという勤務形態を視野に入れ、めちゃくちゃ求人を探して、書類選考に落ちて落ちて、やっと最近、数社の面接の機会をいただけた。有り難いことに最終面接に進めていただいたり、なんか、今、頑張らないと!という気持ちになっている。

自分のしたいことや長期的な成長、気持ちの自立、家族のこと、たった居住地に縛られることで、すべてを諦めたくないと考え抜いた結果。
最近は自分の行動力の乏しさに欝々としていたけど、今はすべてのことを考えていた自分をちょっとだけ褒めてやりたい。きっと納得のいく、自分らしく働ける未来があるはず。

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生物は物理的に、人間は気持ちとか状況とか、目に見えないものからの脱皮を繰り返して生きていく。振り返れば、昔よりも大きくなっている。いつも最新の、新しい自分と生きているような気分になる。

今の状況がしんどくて、なんかうまくいかなくて、そういう時はきっと大きな脱皮の前兆。すべての脱皮がうまくいきますように。自分もあとちょっと、コンディションを整えながら脱皮に備えていこう。

おわり

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**OSUSUME**


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