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2024年4月6日 23:50
これはわたしと恋人との話。付き合う前日の夜、わたしたちはデートをしていた。付き合う前の、甘すぎるけど、ちょっとだけ苦い時間。今しかできない会話、今だからこそ意味をなす表現、そういったものが、確実にしっかりと存在していた。「結婚して子どもができたら、深夜のコンビニに手を繋いでいくことが2人の特別な時間になる」デートの帰りにコンビニに寄ったとき、ホットカフェラテを作る待ち時間に、彼
2021年4月1日 11:52
2021年4月1日私は、今後きっと幾度となく、今日という日を思い出すだろう。ぱきっとしたスーツに身を包み、おろしたてのネクタイを締め、ピカピカの靴を履いて、入社式の会場へと向かう。それは、私が経験しなかった、もう一つの日常だ。就活中。満員電車に揉まれながら、説明会の会場に向かうときの気持ちを思い出す。都内を走る電車の広告の大半は転職に関するものばかりで、それ以外は、大体が自己啓
2020年7月30日 02:58
単刀直入に報告。私、最終面接に落ちました。泣いたよ、珍しく。本を読んで映画を観てきれいなものを見たときに自然と流れる涙とは、また違う涙を流したよ。私は、大抵のことは一晩経つと忘れる、というか浄化できる便利な能力を持ったタイプなんだけど、さすがに今回の一件はなかなか消化できないだろうな。て、思ってたのね。でも色々な人からアドバイスをいただいたり、話を聞いたりして、自分なりに考えて、あれだけ