他人はぬいぐるみではない
[1]ぬいぐるみだけが理解してくれる
ぬいぐるみだけが理解してくれる。自分自身が幼少期の頃、何かストレスや悩みがあるとよくぬいぐるみに相談していた。ぬいぐるみは僕のことを完全に理解してくれ、いつだって肯定したり、励ましたり、心の状態を完璧に察知した言葉をかけてくれていた。ぬいぐるみに「今日はちょっと話を聞く気になれない」と言われたことがない。
いつも話を聞いてくれるぬいぐるみは、自分のことを完全に理解してくれているもう一人の自分自身に他ならなかった。解決できない何かを、本