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羽ノ砂𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔と_詩

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羽ノ砂𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔と詩でございます。 私の詩作の中にある、スキやコメント、共有, 等 してくださると、とても嬉しいです。 応援よろしくお願いいたします🙂‍↕️🙂‍↕️
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#私の作品紹介

詩_ / 蛾 ◯

詩_ / 蛾 ◯

わたし血管糸のよう

さよならをしたいから

黒い灰が手から離れる

きみはだれなのだ、

ひらがなである。

朝昼と眠りにつく蛾を、

ぼくはおこらせた。

きみはだれなのだ、

一体この煙には何がある。

夜の寂しさに電話を消し、

後悔を枕にぶつけるのだ。

ひらがなのような関係に、

ぼくはだれかを

きみはだれかを

髪を毟りながら考えた。

やはり

きみはだれなのだ

ただ血の匂い 

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詩_ / 女皮膚

詩_ / 女皮膚

女は我慢の限界を超えた

家力に蝕まれ女の皮膚が、剥がれ始めた。

ガラスのテーブルの上で女座りをし悔しむ

溶けたアイスケーキが

服に垂れ落ち剥がれた皮膚を湿らせる

笑えないのです

まるで、

現世の未熟な胡座構図のようで苦しいのです

剥がれきれていない皮膚から覗く赤ら皮膚

今を願うたびに、

脳裏に虹の橋なる幻覚が浮かび続ける

やがて皮膚は

皮膚なる形は粒子へとえた

女よ

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V詩_ / ストレンジブルース

私たちの持つ仮面は、いくつあれば足りる?

私隣にいるのに、あなたは見てくれていない

たまに忘れちゃう我のこと

蛾が肩に止まる

時間をかけすぎて白骨化してしまいそう

これはストレンジブルース

Vそれは予想もできない力を持つ文字

私は私の前で楽にいていいのよ

手は離しちゃだめ

自分をつねっちゃダメ

詩_ / 世にも美しい音楽

詩_ / 世にも美しい音楽

だらけた生活の中で真実を見つけだした

回せど回せ

ドキドキ バクバク トクトク ドクドク

まだ逃げれぬ箸を持つ赤子の手

だらけたわたしという心臓が響きだす

だらけたわたしの心音は、どんどんはやくなる

歩き出せ 進みゆけ

皮膚はまだ浅い

胸に手を置いて目を閉じ真実を見つけた

世にも美しい音楽は、心音だと

詩_ / 初夏の毛穴

詩_ / 初夏の毛穴

   初夏の雲に感動し、毛穴が開いた

   幼少期は、戻らぬ辛さに雲間に

    アイスクリームを見つけた

風が肌寒く咥えていたタバコが

         ちょいちょいと揺れる

私は、今の私に鳥肌を立ててしまっている。

毛穴よ帰ってこい。

想像もしていなかったこの姿。

私よ帰ってこい。

カレーが美味しい季節ですね。

詩_ / ニホンタンポポよ

詩_ / ニホンタンポポよ

言葉の暴力を目撃した、タンポポよ

     子供たちの心を照らしておくれ

途方に暮れるな、タンポポよ

    子供たちは其方の綿毛を待っている

振り回され毒を持つ保護能力ある者、
     囚われ自分を見失った子供たちの。

希望の光、其方なのだよ愛しているよ。  

    ですから、  タンポポよ

お願いですから、お願いですから。

雨粒が美しい恵みのこの月に季節外れのその姿

 魅

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詩_ / LIBERA

詩_ / LIBERA

   ブラックアイビーンズを心に宿し

          自由なる太陽の輝きを肌に集め

      自由なる月の遠吠えを耳に感ずる

目に見えない障害と目に見える差別との共存

           現世は、コーヒーの如し

だが、ココアの香りのよな時間が

                       必ず訪れるはずだ

          これは、願いで、ここは海だ

自由という

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ᡣ𐭩ྀིྀི₊詩_ / うぇーい

ᡣ𐭩ྀིྀི₊詩_ / うぇーい

        うぇーい

    頭にボールペンを刺した時

        うぇーい

   愛してやまなかったことに対し

     物凄く惨めに感じた時

        うぇーい

     辛いラーメンを食べた時

   鼻水が止まらなくってしんどい時

     お金がなくて笑ってる時

     味わった奇妙な現世で

       古書に恋して

  鳥の様に私の体が軽々しく羽ば

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ᡣ𐭩ྀིྀི₊詩_ / 怖い声

ᡣ𐭩ྀིྀི₊詩_ / 怖い声

うまい美味いと声をだす

エンジェルはどこにも居ない

怖い声は心地がいいのだ

魔法なる錯覚を得られるからだ

今日も自律神経を確認

ぶれぶれだ 波の線のよう

謎のフルーツの存在を確認

紅茶の香りが心地いいのだ

煙を欲す 薄ら笑いのよう

インクが掠れはじめ

ワタシの存在意義を問われる

焼きマシュマロを確認

うまい美味いと声を出す

エンジェルはどこ?

ブラックココ ブラックココ

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ᰔᩚ໒꒱詩_ / ゼリー

ᰔᩚ໒꒱詩_ / ゼリー

私だけのゼリー

稲妻のように落ちてく涙

コンシンネが水を求め

花をまだ植えてない鉢から

夢見る歌が聞こえてくる

石鹸の泡のように浮かんでゆく言葉たち

私は、愛しの理解人を忘れない

※ うちの愛しい子です。 𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔

負の連鎖の日

私の足枷はまだ残る

雨に流されたい

負の連鎖反応が続く

毎日痛いのです。

この世にはーとなどもない

ᡣ𐭩ྀིྀི₊詩_ / 印刷ドラマ最終回

ᡣ𐭩ྀིྀི₊詩_ / 印刷ドラマ最終回

          印刷用紙闇紙芝居。

奇妙な生活で生まれた映像ドラマ

     刷り込まれた問題たちの所為で

汚れていると言われた、わたしの手

    毒も出せず、何度も洗ったこの記憶

その姿を傍観したお偉いヒト

  戯言を一言、連絡帳に記していきました。

受け取った哀しき籠の鳥

      声を押し殺し パタリと倒れる

毛布を積み重ねられた気分のよう

 お前の肌の色は、これ

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◎ 詩_ / 自酒

◎ 詩_ / 自酒

◯ それはそれは、

 とても興味深いご質問をなさりますね。

「飲むなら、安いお酒と高いお酒どちらにいたしますか?」

      と言われましたらね。

  私は、絶対両方を選ぶことなんてこの先、

  一生ないと思うのですよ。

         何故ならばですね。

◇ 私は、この銀河なる心に自分というお酒を

     所有しているのです。

自分に酔うというのは、この宇宙で一番美しい

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