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ドラマ『silent』と風の会話



「 風の会話だ。」




日曜のお昼、
電車に揺られていたときの事。





とある駅で
3人の親子が乗車され、
私の向かい側に座られました。


お父さんとお母さんと
中学生くらいの娘さん、
3人のご家族です。





すると、
お母さんが
手話を始められました。


続いてお父さん、娘さんと、
手話で会話されています。






「 “ silent " だ。」

と、思わず私は現在放送中の
ドラマ『silent』を思い浮かべました。




ドラマ『silent』は、
「音のない世界で再び出会った二人」を
テーマに川口春奈さん演じる主人公の
紬(つむぎ)とかつての恋人で音を失った
想(そう)との再会が描かれたドラマです。


ドラマの中では想を中心に
登場人物が手話で会話するシーンが
多々登場します。


そのシーンを想起した私は、
目の前の親子の手話から
「silentだ。」と思ったのです。





昨夜の『silent 』第6話のなかで
こんなシーンがありました。


それは想に
密かに思いを寄せる
奈々(役:夏帆さん)とのシーンです。

奈々もまた、
生まれつき耳が聴こえません。


想にとって奈々は、
耳が聴こえなくなって、
孤独と不安を抱えた時期に出会った
大切な友人です。


その想と奈々が図書館で勉強中、
うるさくて叱られた子供たちを見たとき、


奈々「私達は話していても怒られない」
想「静かだからね」

という、手話での
会話シーンがありました。





電車のなかで実際に
手話での会話をみた私は、


「静かな、風の会話だ。」


と思いました。



実際に手話での会話を見るまでは、
手話は「無音の会話」だと
思っていました。


しかし、
腕、手、指先を動かされる際に
かすかに風の音が聞こえる気が
したのです。


もちろん電車の中ですし、
他の乗客の方の声や電車が揺れる音で
実際に風の音が
聞こえたわけではありませんが、

「手話の会話は風の会話」
だと思いました。




お昼の太陽の光が差し込んだ車内に、
あたたかな風を感じました。






耳が聴こえる私が手話の会話に対する
客観的な印象を語ることは
大変失礼なことかもしれません。

苦渋の決断で
手話を覚えられた方にとっては、
心地よい文章ではないかもしれません。



それでも手話もまた、
この世界の多くの言葉・表現のなかの
ひとつだと思っております。



「伝えよう、伝えたい」


と思う気持ちは
どの言葉・表現でも同じなのでは
ないかと思いました。






大事なのは、伝えること。


この世界には、
あなた様の言葉じゃなきゃダメな人が

きっと、いますよ。





⁡⁡※文章中の表現につき配慮が足りず
不快な思いをさせてしまいましたら
大変申し訳ございません。






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