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Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル   3「チャイム」と「時計の見方」 その2

1️⃣ チャイムと共に行動することの意味と、その大切さを
      知る   【育て方】

 これを育てるためには、音を合図に行動を切りかえることを経験するといいでしょう。生活の中で、クッキングで使うキッチンタイマーを使います。もちろん、本当にクッキングで使って、ゆで卵のゆで時間やホットケーキの焼き時間に使ってもいいでしょう。でみ、1番のお薦めの使い方は、何かの行動を切り替えるときに「やりとり」して約束して使うことです。

 6歳以下なので「テレビの話」で書こうかと思いましたが、最近6歳以下でもゲームをしているを見かけます。だから、「ゲームをおしまいにするとき」の話で書きます。

幼児のゲームは、脳の発達を阻害することがある

【セリフ】「やりとり」を使っています。お母さんち子の会話で書きます。

母「ゲームをしたいんだね(「共感」)。」
子「そうだよ。」
母「どれくらいの時間やりたいの?」
子「30分がいい。」
母「まだ、小さいから20分にしましょう。(「覚えて」)?いいですか?」
子「わかった。」
母「じゃ、キッチンタイマーを20分にセットするね(「覚えて」)。見て
 ね、これでいい?」
子「見たよ。20分になってる。」
母「これが、20分になったら、『ピッピ、ピッピ、ピッピ』と音がするか
  ら、そしたら、ゲームはおしまいです(「覚えて」)。」
子「わかった。」
母「じゃ、1回言ってみて。」
子「キッチンタイマーが鳴ったら、ゲームをやめる。」
母「そだね。よく言えました(「共感」)。守ってくださいね。」
子「はい、ママ。」

 「タイマーが鳴っても、ゲームをやめない場合はどうするのか」を考えておかないといけません。やり方は2つです。
 一つは「やりとり」に「やめなっかったら、ゲーム機の電源をママが切ります」というルールを入れておくこと。もう一つは、「すみません」を使って5分ほど延長させてあげることです。子どもの成長具合を見て決めましょう。

 聴覚認知(聞く)が苦手な子どもには、キッチンタイマーではなく視覚支援(見る)のある「タイムタイマー」を使いましょう。

 




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