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ビー玉大会後は、探偵ごっこが流行 その1

《6月12日(水)》「探偵ごっこ」で問題発生

 まだ、6月なのに蒸し暑い一日だった。大会後なので、のんびり過ごすことにした。
 近々、Cブロックの学童保育六校が集まって、キックベース大会があるので、キックべースの技術を講習しておく。特に、蹴る前のボールが跳ねるリズムに合わせて蹴る方法と、ボールを取るときの指先の技術について説明した。

 今日の手作りおやつは、上杉君の「忍者班」のフルーツポンチだ。上杉班長が休みだったので、副班長の伊集院さんと園部さんと長嶋君が頑張って作ってくれた。

 大会が終わったので、久しぶりに「好きなもの遊び」をした。その中の「探偵ごっこ」で問題が発生した。
 探偵に追いかけられた泥棒の三人が、体育館のトイレに逃げ込み中から鍵をかけたのだ。もちろん、探偵はつかまえることができない。泥棒も出られない。

 終わり会で、これを、「どうするか」ということになった。「遊びは、なんでもありだと、先生が何時もいいってる」とか「体育館のトイレは、他の児童も使うので使うのをなしにした方がいい」「教頭先生に、見つかるとやばい」などいろいろ意見が出た。
 結果は「他の児童に迷惑かけないようにして隠れるのはいいが、鍵を掛けるのはなし」というルールになった。子どもたちに任せておいても、常識的な解決をしてくれる。嬉しい。

 リーダーによると、今年の一年生はもう「探偵ごっこ」を楽しめるようになったらしい。筋がいいとのことだ。

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「フルーツポンチ」
 
バナナや缶詰の桃などを切って、スプライトかサイダー(当日安い方)をかけただけの簡単なもの。包丁の練習には最適。

「好きなもの遊び」
 おやつのあと、自由に遊ぶのではなく、遊びのリクエストを取って二つか、三つか、四つの遊びを決めて、全員がどれかに入って遊ぶ遊び方。全員というところが、ポイント。
 次の目標を持って、取り組んでいました。各遊びに先生がアドバイザーとして一人つくようにしていました。
  ・遊びに習熟して、退所してからも自分たちで遊べるようになる
  ・仲間意識を育てる(社会性)
  ・コミュニケーションを育てる 
  ・手指や身体を勉強やスポーツができるように鍛える
  ・汗をかくほどの熱中体験をする

『探偵ごっこ』(ケイドロ ドロケイ)
 
遊び方、指導の仕方については、下記のマガジンを参照してください。

「教頭先生に、見つかるとやばい」 
 当時、教頭先生は管理の厳し方で、次のようなことで子どもたちが叱られていました。
   ・木に登る
   ・植え込みの中に隠れる
   ・プールの裏に行く
   ・給食室に近づく
   ・セミや虫を取る
 教頭先生に見つかったときは、次のように打ち合わせしてました。
   ・やまと先生がすぐ行く
   ・やまと先生が「あれだけ言っていたのに、またやったのか」と言う
   ・すぐ「先生、すません」やまと先生に謝る
   ・やまと先生が教頭先生にひら謝りする
   ・「学童で、厳しく叱ります」と言って一旦、学童に帰る
   ・次から、教頭先生に見つからないようにやる

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『よし君、正解』  小笹 よし
            (養護学級在籍)

 小笹君が、おやつのあと香川先生と一緒に「ウォーリーを探せ」の本を見て遊んでいた。

香川「よし君、このページのウォーリーはどこかなぁ~。」

と声かけしたら、よし君はさっと指差した。

 よし君が指したのは、左上にある大きな見本のウォーリーだった。
やまと先生は「正解!」と思ったが、香川先生は「そうじゃなくて、この中にいる小さな・・・」と一生懸命説明をしてくれていた。

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『養護学級』
 
大阪府では、教職員組合の強い意向で、障害児学級を「特殊学級」という名称は使わず「養護学級」と呼んでいました。

『ウォーリーを探せ』
 
今も、はやっているのかな?当時は爆発的ブームでした。下の本が、一番初めの本の再販です。


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